今朝は寒かった。それもそのはず午前3時の気温は7.5℃、6時には7.0℃と下がりました。しかし、9時には14.4℃と一気にあったかくなりました。正午の気温は19.9℃でしたので、きょうの最高気温は20℃をちょっと超えるかな。
天の川の写真は栗駒山からの写真ではございません。写真は釣り友提供です。
実は栗駒山に行った目的の一つは、何あろう””天の川””を見るためでした。実はこの歳になっても天の川は見たことがありませんでした。まちの中にいる限りは見られませんよね。やはり、明かりのない、極めて少ない山に登らなければ天の川は見られないようです。
しかも、ガスがかかっていたり、雲が空を覆っていたら見られません。釣り仲間で登山歴の長いベテランの人が的確な日を選んでくれていました。お月様がどういう状態かということも影響するのですね。
(スズメは11月1日撮影です。東京では絶滅危惧種になったとか)
そういう中で、10月30日の夜決行しました。といってもホテルの外ではありません。ホテルの駐車場から栗駒山の何とかいう駐車場のある場所まで山道をドライブです。しかも、外は本物の真っ暗、正に漆黒の世界で、本物の暗闇を車で走るというのも初めてと言っていい経験でした。車のライトが照らすところしか明るくならないのですから。
ちょうどその日は風が強い日でした。強風なんていう次元の風ではなかったです。激風という言葉があるのか分かりませんが、とにかくものすごい風、今までの人生で経験したことのない強風といっても過言ではありません。だから、2024年10月30日の夜は、私の人生初めての経験を二つしたということになります。
猛烈な山の中腹の強風の体験と初めて仰ぎ見る天の川です。駐車場について何とか車から降りたものの、車につかまっていないと強風で飛ばされてしまいます。車につかまりながら空を見上げます。これがまた大変でした。真上の空を見上げるのは大変です。姿勢が態勢が不安定となります。だからなおのこと車にしがみつきます。
(10/28撮影)
ベテランの山男の説明を聞きながら真上の空を見上げます。最初は何も見えない暗い空です。でも、徐々に少しずつ目が慣れてくると夜空に点々と光り輝くものが見えてくるようになります。そうしてしばらくすると満点の星空が見えるようになります。
そして、その中でも特に密着しているというか、密度の濃い川のような大きな細長い(細くはないな)光り輝くものの帯状のものが見えてきました。そうです、それが天の川です。
(11/2撮影 オンブバッタ?)
ついに、ようやく、とうとう見ることができました。スバル(昴)も見えました。猛烈な風さえなかったらもっともっと感動も深いものになったでしょうが、如何せん風が強すぎ、かつ寒さも加わりあまりじっくりと眺めるということはできませんでした。それが少々残念です。地面に寝転んで夜空を眺めることができたら最高でしたでしょうね。
(朝露は芸術を生み出します)
でも、77歳、喜寿を目の前にして天の川なるものを初めて目撃することができました。釣り友に感謝です。仲間たちに感謝です。自分一人では無理なことでした。ありがとうございました。
イタリアン・アスター?