
ニータ氏と次に向かったのは、日産のお店。
今話題の電気自動車「リーフ」に試乗させていただいた。
試乗車は「X」(税込車両本体価格379万7850円)だった。

大きなヘッドライトが、そこはかとなく猫科の動物を思わせる。

フロントドアサイドの「Zero Emission」のエンブレムが、誇らしげに見える。

「ツインデジタルメーター」はホンダの「マルチプレックスメーター」同様、速度計が非常に見やすい。
ちなみにこの試乗車については、航続可能距離があと68kmで、100%充電までの予想時間は200V電源で5時間半だったようだ。

走り出すと、ステアリングは軽く、ややフィールに乏しい感はあった。
だが、エンジンが無いのだから、その静かさは言わずもがなだ。
加えて、スロットルを踏み込んだ時のシームレスな加速感!それは、驚きを通り越して感動モノである。
まさに、地下鉄を一般公道で走らせるかのようなその走行感覚は、かなり面白かった。

ラゲッジスペースも、必要十分の広さだ。
ただ、思うに、「電気自動車それ自体」はゼロエミッションなのかもしれないが、充電器等のインフラ整備に要するエネルギーや時間、そしてバッテリーの廃棄コスト等を考えると、必ずしも電気自動車が正義なのか・・・むつかしいところではなかろうか。
電気自動車は、乗り物としては非常に面白い。だが、やはり現状では未来の乗り物だと思う。その普及には、まだまだ時間が掛かるだろうと、私は、気弱に予想する。

それはさておき、このリーフというクルマは、デザイン自体がフランス車っぽくて、私好みである。
コレのガソリン仕様かハイブリッド仕様が200万円台で出てきたら・・・ちょっと、欲しいかも。