日曜の夜の事。私と尾車氏は、キクヤのメッセホールに赴いた。
大学時代の後輩であるhiroshi氏が在籍するバンド「The Doughnuts」のライヴを観戦するためである。
彼らの出演は19時30分過ぎであった。
ハートに心地よく響くリバプールサウンド!
実は私はThe Beatlesのアルバムでは「RUBBER SOUL」と「REVOLVER」が好きなのだが、それらのアルバムからの選曲は無し。ワケを訊いたところ、その辺はhiroshi氏の好みで無かったからであるとのこと。ううむ、ちょっと残念。
いつか演っていただければ、個人的には嬉しい。「And Your Bird Can Sing」とか・・・
音楽のシャワーを浴びた後、空腹を満たすため、我々は「ぽんぽこ亭」へと向かった。
「ちゃんこラーメン」「ちゃんこ鍋定食」「ちゃんこちゃんめん」・・・いやはや、なんとも魅力的だ。
相撲茶屋だけあって、お相撲さんグッズ満載なのがうれしい。
「ちゃんこラーメン」は喰いきれそうになかったので、今回は見送った。
そこでつつましく「乾杯セット」(550円)をオーダー。
生ビールに、おつまみキャベツ・タコわさび・枝豆の3点セットが付くのだ。これで550円は、なかなかお徳。
だが、それだけでは飽き足らず、「ジンギスカン鍋」(1280円)もとりあえず1人前オーダーしてしまった。
たいていのお店では「鍋は2人前からオーダー可」なのだが、ココのお店は「1人前でもオーダー可」なのだ。地味ながら、見逃せないチャームポイントである。
加えて、BGMが、’70年代炸裂で素晴らしい。「ひとり上手」「ミスターブルー」「ギャランドゥ」「もういちど思春期」「万里の河」「もしもピアノが弾けたなら」・・・!
バター風味の利いたみそダレで、野菜と肉を煮込む。
ゴマをすりすり、待つこと数分。
いやあ、まさにピリカテイスト炸裂!最高の宴である。
結局のところ、中年男二人でジンギスカン鍋1人前では当然足りず、肉とキャベツを追加注文。
さらに、鍋の〆は、当然ラーメンなのだ。当たり前田のクラッカーなのだ。
黄金色のピッチピチの麺が、黄土色のタレをあでやかに泳ぐ。
ごまみそダレが、つるつるの麺に絡みつき、私の喉元を潤しながら通り過ぎる。
いやあ、喰った喰った!男二人で腹いっぱい喰って飲んで、お会計は二人分の合計で4500円!
なんてリーズナブルなんだろう。ゼヒ、また来よう。ごっつあんでした。