我が家に舞い込んできた1通のDM。
それは、北海道ブブ主催の「Import Car Special Exhibition 2011」開催のお知らせだった。
着目は、ハイエンドモデルの「1Day特別試乗会」。
なんと、アウディR8に試乗できるというではないか!
この希少な機会を見逃すわけにはいかない。
そこで私は尾車親方を誘い、いそいそと札幌パークホテルに出掛けた。会場には14時53分に到着。
手前から、「アウディR8」「VWパサート」「アウディRS5」「VWトゥアレグ」等、垂涎モノのプレミアムカーたちが鎮座ましましている。
そして、最もココロ魅かれたのは、やはり「アウディR8 5.2FSIクワトロ」(税込車両本体価格:2012万円)だった。
5.2リッターV10エンジンをミドシップに搭載するそのクルマ。そんなクルマに試乗できるチャンスは、そうそうあるものではない。
さっそく試乗を申し出た。だがしかし、そのクルマは今朝の10時半頃から試乗予約が殺到しており、試乗可能なのは数時間後とのこと・・・
時間の都合上、結局試乗は断念。まあ、左ハンドルで全幅1930mmのクルマなので、左ハンドルに慣れていない私には、実際乗りこなせなかった可能性も高い。だから、これで良かったのかもしれない。
ちなみに、試乗車はすべて車両保険にも入っているが、ブツけたら免責の20万円は「運転した者の負担」となるとのこと。やはり、試乗できなくて正解だったかも・・・
そこでチョイスしたのは、ほとんど待たずに乗れた「フィアット500TwinAir」(税込車両本体価格:215万円)だった。
インテリアの意匠・色遣いが、非常に洒落ていて、それだけでも素晴らしい。
やはり着目は、その直列2気筒エンジン。
外気温のせいか、信号待ちでは積極的にアイドリングストップし、その際の静寂さはまるでハイブリッド・カーのようである。
だが、エンジン再始動時のそのビートと振動は、やはり普通のクルマとは違っている。そのエンジンは、特に発進時に「ブロロン!」といがらっぽく叫ぶ。
だいぶ改善されたとはいえ、デュアロジックというフィアットのトランスミッションは、変速時にアクセルをうまく抜かないと、若干「しゃくるような感覚」がある。
その咳き込みながら走り出すような感覚に、私は「このクルマに龍角散を与えたい」と思った。
だが、巡航スピードに乗ってしまえば、まったくスムーズで快適だ。キビキビ感としっとり感を併せ持つ、走らせて楽しいクルマだ。
発進時の咳き込みは、それも個性だと思えばいいのだ。それで許してしまおう。私は、許す。
そしてもらった記念品は、クッキーとシフォンケーキ。妻も娘たちも喜んでくれて、一家円満だ。大変楽しい試乗であった。
ついついラーメン屋で昼食を摂ってしまった。
基本的に月1回と決めていたのだが、今月2回目の外食ラーメンである。
立ち寄ったのは、以前から気になっていた、石狩市の「らーめんもみじ」。
11時47分にそこに入店。
メニューは多彩で、「みそ系」だけでも5種類がある。
悩んだ末に、私は「こってりみそ」(750円)をチョイス。
11時53分、それは目前に。
近年の流行トッピングである「白髪ネギと糸唐辛子」の、赤と白が目に眩しい。
「さがみ屋」製のその麺は、サッポロ系としては、やや細め。
だが、そのちぢれはスープによく絡み、私の口中に旨みと幸せを運ぶ。
背脂や白ごま、唐辛子等が雑多に浮かぶスープが、豊潤な味のシンフォニーを奏でる。
私の期待値ほど「こってり」では無かったが、油膜が熱を封じ込めて冷めにくいスープは、「まろやか系」の味わいと言えましょう。
大きめの炙りチャーシューは、厚みは薄目ではあるが、これまた薫り高くインプレッシヴなお味。
そして12時1分、完食。同行した同僚の好みではなかったようだが、私個人は、大変気に入った。
次回は、「まかないみそ」(800円)を喰ってみたい。