尾車氏が着目しているという、ニューフィアット・パンダ。
氏が試乗車(税込希望小売価格208万円)のステアリングを握り、私はパッセンジャーシートに座っての、インプレッションである。
いわゆるイタリアの下駄グルマだが、エクステリアもインテリアデザインも、ポップで愉しい。
トヨタや日産の廉価グルマとは、やはり一線を画す魅力がある。
だが、このデュアロジックという名の2ペダル5MTは、スムーズに走らせるのには、スロットルの抜き差し加減に気を遣う必要がある模様。フィアット500Sのように、フツーのMTにしてくれたほうが、よほどありがたい。この手のクルマをあえて選ぶ人は、みんなそう思っているのではなかろうか。
また、「スペアタイヤ非装着でパンク修理セット搭載」なのは、個人的にはマイナスポイントである。
このクルマの4WDモデルが「右ハンドル&MT」で入ってくれば、それは垂涎モノだと思う。
だが、それをホントに購入する人は、やはり少数派なのか・・・残念。