「JAFメイト」4月号は「春の”ダブル”クーポンフェア」ということで、お得なクーポンがいろいろと付いてきた。
中でも目を惹いたのは、「ラーメン山岡家 黒ばら海苔&味付けたまごサービス」のクーポン。
優待期限は、明日4月30日までである。
なので本日。
私はそのクーポンを握りしめ、「ラーメン山岡家」へと向かった。
気負い過ぎたのか、昼食にしてはやや早い、10時51分にそこに到着。
暖簾をくぐると、途端に漂う豚骨臭が、私の期待に脂をそそぐ。
そして迷うことなく、人気No.1という「醤油ネギラーメン」(税込730円)の食券を購入。
11時01分。それは、スムーズに供された。
この山岡家のラーメンを喰うのは、約20年ぶりくらいである。
弾力性のある太麺。
やはりガテン系というか、ほとばしる男の汗の世界が、そこにある。
そして、濃厚な豚骨スーブ。
太麺とがっぷり四つに対峙し、私の咽頭に荒瀬のように、がぶり寄る。
サービス品の「黒ばら海苔」は、ざっくりとした食感。
それをスープに泳がすと、油膜と豚骨の白とが分離して、なにか抽象画のような様相を呈する。
同じくサービス品の「味付けたまご」。
芯の黄身に「冷蔵庫から出したて」っぽい冷たさが残っていたのが、やや残念。
しっかりとスープに浸し、温めてからいただくべきであった。
スープにゴロゴロと沈殿しているチャーシューダイスは、まさにこころのボーナス。
そして11時09分に、完食。
久々に喰った山岡家のラーメン。
そのスープは、こんな濃厚だったのか!と思うぐらい、濃厚だった。
この20年で、自分がいかに歳を取ったのかということをあらためて感じた、そんな3連休初日の昼下がりであった。