この前の日曜日。妻・次女・私の3人で「麺や けせらせら」へ。
11時48分に到着したが、例によって行列待ち状態であった。
だが、想像よりもお客さんの流れは良く、12時14分に、小上がりに着席できた。
行列待ちの時点で、すでにオーダーを尋ねられており、我々3名は全員「塩らぁめん」(700円)を注文済みであった。
そして12時15分。着席してから、ほぼ間髪おかずに、その「塩らぁめん」は供された!
この無駄の無いオペレーションには、驚愕である。
まさに、それは、スムースオペレーター!
小林製麺の、ぷりぷりぴちぴちで、人魚のように活力に溢れた、その麺!
もちろん温度も、しっかりと、熱い。
それは噛みごたえに富み、しかものど越し爽快。
ココの麺は、今まで食べ歩いたラーメン店のうちで、「妻が最もお気に入りの麺のひとつ」なのである。
「塩らぁめん」のメンマには、デフォルトでブラックペパーが少々まぶされている。
この地味ながらも、見逃せないひと手間。
それは、夕張の「のんきや」を思い起こさせる。
かつをだしの味をじんわりと感じる、ぷりんとした、煮卵。
ほぐれる食感のバラチャーシューは、口中に幸せを柔らかく運ぶ、紅の豚。
白濁というか、黄色味さえ感じる、鶏白湯スープ。
まるで豚骨スープのようにとろみがあり、これが鶏ガラから抽出されているという事実には、やはり驚きを禁じ得ない。
旨みとまろみと塩加減が三味一体となり昇華し、私の口腔・食道・胃壁・消化器を、幸せという名の滋味に浸してくれる。
そして、12時23分。
丼の底に、笑顔が見える。ごっつあんでした!