ノースヒルでのランチのあと。
我々取材班は、尾車氏の進言により、アバルト札幌東へ。
そこに鎮座ましましていたのが、124スパイダーである。
フロントフェンダーに輝く、サソリのエンブレム!
奥二重まぶた的な、目ヂカラのある、その瞳!
真っ赤に燃える、ブレンボ製4ポッドフロントブレーキキャリパー!
この角度からみるとよくわかるが、このクルマ、マツダ・ロードスターとの共有部品が多い。
実際、このアバルト124スパイダーは、広島のマツダの工場で生産されている。
だから、イタリアブランドの、国産車なのだ。
赤と黒のコントラストが眩しい、ハイバックシート。
助手席右足元の「カップホルダー」は、うっかりすると壊してしまいそうで、乗降時には気を遣いそうだが・・・
広島製だけあって、ウインカーが右コラムに付いているのは、日本で使うには嬉しいところ。
マニュアルモードのロジックは、「前に押してシフトダウン・手前に引いてシフトアップ」の、加減速Gに即したタイプ。
これも、私としては、好みのタイプである。
軽さが命のスポーツカーだけあって、スペアタイヤは当然無いが、2名での小旅行ならばなんとかこなせそうな、トランクルーム。
そのお値段は、MTで税込388万8000円、ATは399万6000円である。
決してお安くはないが、驚くほど高いワケでもない。
広島製だけに、信頼性もバッチリと思われる、このクルマ。
中古でお値ごろになったら、狙い目かもしれませんネ。