獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

dadyson氏のお土産:BMW3シリーズ(E36)カタログ

2018年01月06日 | カタログ倉庫


 友人のdadyson氏が、メルツェデスのプラケースに入れて、私に届けてくれたもの。


 それは、「BMW3シリーズ(E36)」のカタログ等のお宝じゃありませんか!
 氏は、かつて、このクルマのオーナーだったのである。
 今回は、ありがたいこのカタログを、ご紹介させていただきましょう。






 E36は、「3シリーズの第3世代目」のクルマで、1990年~2000年まで販売されていたモデルだ。
 端整な4ドアセダンながらも、レッドやグリーン等の原色系カラーも、似合うクルマだった。
 ちなみに、今回いただいたカタログは、1991年に発行されたモノである。


 ドイツ的に、精緻で生真面目な、そのダッシュボード!
 ドライバー側にやや傾いているのが、「ドライバーズ・ファースト」という、BMWの「ポリシ」を感じさせる。










 さすが「エンジン屋」のBMWだけあって、紙面の多くは、エンジンの解説に費やされている。


 前後重量配分50:50は、これまたBMWの「記号」である。


 当時輸入されていた3シリーズのトランスミッションは、ATのみ。
 3種のプログラム(S:スポーツ、E:エコノミー、*:ウインター)のそれぞれのモードによる「ギアの守備範囲」が、図示されている。






 また、衝突時の「ボディシェルの安全性」についての解説も、ぬかりない。




 見やすい4連メーターは、BMWの伝統的デザイン。
 タコメーター下部に配されているのは、「エコゲージ」というか、いわゆる「瞬間燃費計」である。


 使いやすそうな、4連ダイヤル式の空調ダイヤル。
 オーディオがカセットなのは、ま、時代でありましょう。




 スポーティでありながらも、エレガントなデザイン&色調の、シート。
 

 もちろん、シートベルト等にも、安全性への配慮を怠っていない。
 ただし、このカタログで確認する限りは、後席中央席のそれは「2点式」に留まるように見受けられるが・・・
 まあ、それも時代なのでありましょう。

 
 全長×全幅×全高は、4435mm×1695mm×1395mmで、らくらく「5ナンバーサイズ」に収まる。
 ちなみに、現行3シリーズのそれは、4645mmx1800mmx1440mmで、210mm長く・105mm幅広く・45mm背が高い・・・ということになる。
 蛇足ながら、現在のカローラのサイズは4400mm×1695mm×1460mmなのだ。憶えておこう。



 


 そして、主要装備の数々。
 当時の318iが「レギュラーガソリン仕様」だったという点は、見逃せない美点かもしれない。
 



 思うに、「高品質でスポーティな5ナンバーセダン」というのは、今では絶滅しまったといえるかもしれない。
 昨今のドイツ車は、BMWに限らず、デカくなり過ぎだと思う。
 衝突安全とかの要件をクリアするために、そうなってしまったのかもしれないが、私は、日本から「5ナンバー枠に収まる魅力的なセダン」がリリースされることを、心より願いたい。

コメント (4)
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