獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

札幌モーターショー2018見聞録(国産車編)

2018年01月22日 | CARS&F1


 1月21日(日)。
 札幌ドームで開催された「札幌モーターショー2018」に行ってきた。
 今夜は、その見聞録(国産車編)を、お届けします。



 まずは、トヨタのブースから。
 このクルマは「TS050 HYBRID」(2017WEC参戦モデル)。
 2.4リッターV型6気筒直噴ツインターボガソリンエンジンにハイブリッドシステムを組み合わせた、エコ(?)なレーシングカーである。

 

 四角四面な、ゴツい奴、「Tj CRUISER」。


 それは、「VANの積載性能とSUVの力強いデザインを融合させた新ジャンルのクロスオーバーコンセプト」なのだという。





 最近日本国内に再投入された「ハイラックス」の、デカいことデカいこと!
 まさに、思い切りアメリカン。



 深海魚的マスクの、「GR HV Sports Concept」。




 これは「86」のイメージを纏った、ハイブリッドスポーツカーであるという。
 確かに、サイドビューやヒップラインに、そのモチーフが垣間見える。



 お次は、レクサス。
 そのフラッグシップである、「LS500h」。


 今回の「LS」は、「セルシオ」時代から綿々と続いてきた「メルツェデス・コンプレックス」を払拭したかのような、攻めたスタイリングである。
 最近の一連のトヨタ車に共通の、「ビジーな感じ」が、個人的には好きになれないが・・・



 「LC500」は、現在の日本では希少な、高級クーペである。


 実にイタリアンな、そのスタイリング&インテリア!


 まあ、このクルマも、他のトヨタ車の例にならって、ヘッドライトやらテールライトの意匠が、煩い感じである。
 ボディラインそのものは、プレーンでなかなか美しいと思うのだが・・・お、惜しい。



 お次は、日産車。


 最近の日産がテーマカラーにしている「プレミアムコロナオレンジ」が、GTRにも似合うのだということを、この日初めて知った。



 そして、いよいよ時代の風が吹いてきたように感じられる、電気自動車「リーフ」。


 そのスタイリングといい、カラーリングといい、これに「ルノー」のバッジが付いていても、まったく違和感はなさそうだ。



 そして、ホンダ。
 「Urban EV Concept」は、幼児番組に出てきそうな、親しみやすいファニーフェイスだ。


 プラットフォームは「新開発のEV専用」で、それを「都市の移動に適したコンパクトなボディー」が包む。


 かつての「スバル360」を思わせる、後ヒンジのドア。
 その使い勝手は、実際にはどうなのだろう?
 このクルマが市販車となった時に、その部分がどうなっているのか、個人的には着目している。



 「CLARITY PHEV」は、燃料電池車「CLARITY FUEL CELL」とプラットフォームを共有し、動力源をプラグインハイブリッドに積み替えたものだという。


 大きな体躯の5ドアハッチだが、シャープでかつプレーンなこのスタイルは、私は決して悪くないと思う。



 そして、なにかオオカミウオを連想させる、「シビック TYPE R」。


 遠くない将来、この「くの字に光るテールランプ」を、見せつけられる日が来るのかもしれない。



 そして、真打ちは、やはり「NSX」。
 エッジの効いたフロントマスクは、まさに獲物を狙うサメのようだ。


 ただ、それに対し、テールエンドは、なにかあっさりしすぎというか、色気が足りない。
 その辺は、やはりイタリアのスーパーカーあたりから、まだまだ学ぶべき部分なのでありましょう。

 

 このインディカー「Dallara DW12 26号車」は、佐藤琢磨選手が昨年のインディ500で優勝したマシン!
 なお、マクラーレンと袂を分かったホンダだけに、今回のショーではF1マシンの展示は無かった・・・
 今年のトロロッソとのジョイントが、実を結ぶことを、願いたい。



 さて、お次はマツダである。
 

 マツダのテーマカラーである「ソウルレッドクリスタルメタリック」が美しい、魂動デザインの「KAI CONCEPT」。
 そしてそこに、このおねいさんの、黒いコスチュームが、映える。
 う~ん、素晴らしすぎる!

 

 ミニヴァン市場から撤退し、クロスオーバーSUVの「CX-8」をフラッグシップに据えた、マツダの戦略。
 遠くない将来、この「CX-8」には、試乗させていただきたいと、目論んでいる。



 そして、我らがSUBARU。
 「VIZIV PERFORMANCE CONCEPT」は、「SUBARUのハイパフォーマンスカーの将来像を示すコンセプトモデル」とのこと。
 水平対向エンジンとシンメトリカルAWDによりハイパフォーマンスを実現するとともに、高性能アイサイトによる自動運転技術を搭載しているのだという。


 ただし、斜め後方視界が良くなさそうなのは、SUBARUらしからぬ部分ではある。
 市販された暁には、その辺をなんとかしてほしいと、気弱に、思う。


   


 「XV」を市販して以降のSUBARUは、カラー戦略が素晴らしいと思う。
 この「XV FUN ADVENTURE CONCEPT」のボディカラーは、「大自然の中でも力強く輝くイエローメタリック」。



 「IMPREZA FUTURE SPORT CONCEPT」のカラーも、これまたイエロー。 


 黄色が似合うクルマはあまり無い。
 私が思い浮かぶのは「ルノー・カングー」「ホンダ・ビート」「ホンダ・S660」「日産・チェリーFⅡ」くらいなものだ。
 黄色いスバルのクルマたちを街で目にすることができたなら、きっと愉しいだろうと思う。



 ハイパフォーマンスカー「S208」のテーマカラーは、意表をついた「クールグレーカーキ」!
 「WRブルー」に拘る私は、もはや「年老いたスバリスト」なのだろうか・・・



 

 近年あまり元気のない三菱だが、「e-EVOLUTION CONCEPT」で、存在感を主張。





 要着目は、市販間近の「エクリプス クロス」である。
 1.5L ダウンサイジング直噴ターボエンジンを電子制御4WDで駆動するという、このクルマ。
 久々に、三菱から購買意欲をそそられるクルマが登場しそうなことを、大いに喜びたい。

 

 スズキは、地味に「スペーシアコンセプト」という名の「次期スペーシア」を展示。



 そして、「ハスラーワイド」ともいうべき、「クロスビー アウトドア アドベンチャー」。


 「ハスラー」が4人しか乗れなかったことを思えば、やはり5名乗車できるという点は、やはり大きい。
 このクルマ、きっと売れるだろうと、私は気弱に予想する。

 

 ダイハツのクルマも、見逃せない個性がある。
 特に、「コペン」。
 このクルマは、やはりファニーかつクラシカル雰囲気の、「Cero」がイイ。


 ああ、私に「コレを買ってその駐車場を借りる資力」があるのなら。
 昨年免許を取った長女にコレをプレゼントして、機会をみて私が乗るのに・・・



 そして、個人的に大注目の1台が、この「DN TREC」!


 全長×全幅×全高は、3,980×1,695×1,600 mm。
 しっかりと「5ナンバー」に収まるそのサイズは、私がかつて乗っていた「スズキ・エスクード ノマド」や、数年前まで販売されていた「トヨタ・ラッシュ」とほぼ同じサイズの、「都会派SUV」ではありませんか!




 全体のスタイルは、コンパクトながらも張りがあり、キュートなのに色っぽい。
 これが「ダイハツ・ビーゴ」として市販された暁には、ダイハツよりのOEM供給で「トヨタ・ラッシュ」として復活する可能性が、かなり高そうだ。
 ただし。このクルマのエンジンは、おそらくは「縦置き」ではなく「横置き」と思われる。
 だが、そうであったとしても。現在「ラッシュ」にお乗りのアナタに、積極的にオススメしたい1台です

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