私がCDプレーヤーを購入したのは、1987年のことだった。
その年に、輸入盤専門店「CISCO」にて購入したのが、スティングのアルバム「ナッシング・ライク・ザ・サン」のCDである。
1曲目の「The Lazarus Heart」に、まず、度肝を抜かれた。
まず、このCD。ものすごく音質がイイ!
スティングのヴォーカルに加え、全ての楽器の音が、瑞々しく奥行きがあるのだ。
スティングといえば、私が中学生だった頃。
「ポリス」の一員として「ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ」という日本語シングルをリリースしていたものだ。
あのシングル盤は、申し訳ないが、私には「悪いジョーク」としか思えなかった。
それからたった7年後に、リリースされたこのアルバム。
その「深みのある」「ジャジーで」「アダルトな」サウンドに、私は心から驚愕し、そして心酔していた。
当時、スティングは36歳である。
なんというか、精悍で、男の色気があるというか、実にカッコいい。
ああ、私も、こういう男に産まれたかった・・・(^^;
「Englishman In New York」は、フジフィルムのビデオテープのCMソングとして使われていたので、覚えていらっしゃる方も多いであろう。
加えて、「We'll Be Together」は、キリンビールのCMソングである。
当時(1988年)三菱系の企業に勤めていた妻は、「営業協力」で、札幌に訪れたスティングのLIVEのチケットを購入し、真駒内アイスアリーナで、それを観たのだという。
ちなみに、私と妻が出会ったのは1989年のことなので、私個人はそのLIVEを、残念ながら観ていない。
ああ、もう1年早く妻と出会っていたら、「生スティング」を観れたかもしれないのに・・・む、無念。