食品庫を漁ったところ、「亀田の柿の種 花椒香る焦がしラー油味」が佇んでいたので、おつまみとしていただくことに。
近年増殖著しい「亀田の柿の種」だが、例によって、この製品も「期間限定」。
その四字熟語に、私は、とても、弱い。
これは、いわゆるひとつの「桃ラーインスパイア製品」である。
「花椒」は「ホアジョー」と呼ぶのが、正しいらしい。
またひとつ、勉強させていただきました。
原材料の核となるのは、やはり「ラー油風味調味料」と思料される。
食いしん坊にありがたい、6袋小分けタイプ。
なので、最低でも、6日間は、保つことでありましょう。
さて実食。
その色は、ノーマル柿の種よりも、明らかに鮮やかで、赤味が強い。
口にしたその瞬間は、「な~んだ、そんなに辛くないじゃん!」と思ったのだが・・・
次第に、じわじわじわじわと、舌が麻酔を打たれたように痺れてきて、ビール(発泡酒)の助けを借りずにはいられなくなる。
おそらくは、「ラー油」というよりも、「花椒」の存在が、大きいのだろう。
それは、「基本は優しいが仕事には手厳しい女性」に、頬をつねられたような、悪くない痛みである。
ここで私は「175°DENO担担麺」の「汁あり担担麺 シビれる」のことを、思い出してしまった。
救いは、舌休めのピーナッツが、舞い降りた天使のように、疲弊した舌上に安らぎを与えてくれること。
今宵も、満足いくおつまみタイムでありました。