土曜日は、妻の説得に成功したので、ラーメンランチと相成った。
お店のチョイスは、妻の意見に従順に従い、「麺や けせらせら」でいただくことに。
11時30分開店のこのお店。
11時15分に我々夫妻が着いた時には、数名の方々がすでに並んでいた。
お店のシャッターが開いたのは、正規の開店時間より若干早い、11時27分。
首尾よくカウンター席に、着席。
私が注文したのは、「醤油らぁめん」(税込750円)である。
それが供されたのは、11時44分だった。
これは「醤油」なのだが、ベースのスープが「鶏白湯」ゆえ、そのルックスは「味噌」のように見える。
トッピングの「カイワレ大根」の緑が、目に鮮やかだ。
「ブラックペパーがまぶされたメンマ」が、このお店のひとつの記号である。
鮮やかなイエローの中太ちぢれ麺は、小林製麺製。
ぷりっぷりでぴっちぴちの、元気と色気に溢れた麺だ。
とろみのある鶏白湯スープには旨みとコクが凝縮されている。
そこに、醤油がハイブリッドし、口中はシアワセ感で満たされる。
そこにシャッキリ感と刺激を添える、ラーメンの具としては珍しい、カイワレ大根。
煮卵は、一見ではフツーのゆで卵風なのだが、それにはカツオダシ系の旨味が、じんわりと息づいている。
そして、メンマ。
表面にまぶされていたブラックペパーはスープに溶け込んでしまっていたが、その表面にはしっかりと、そのかほりと刺激の足跡を残している。
大ぶりでしなやかに柔らかいチャーシューは、一番最後にいただくのが、私の流儀。
まさしくそれは、ささやかな贅沢感を運ぶ、素晴らしいお昼のプレゼント。
11時53分に、全てを胃袋に格納した。
確かな満足と幸せを全部抱きしめて、我々夫妻はこのお店を後にした。
また、何度でも、ココに来たい