日曜日。
穏やかな天候だったので、私はコンデジ片手に「バードウォッチング」へとでかけた。
9時27分。
街路樹のてっぺんに止まっていたのは、「ほぼ日本固有種」と言われている、エキゾチックジャパンバード「ヒヨドリ」さん。
そのボサボサ頭は、純真無垢な高校球児を思わせる。
その鳴き声は、「ピィーヨ、ピィーヨ」と透明感あふれて響き、意外に美しいのだ。
いつもながらの探鳥地である「あいの里公園」に着いたのは、9時33分。
9時42分。
公園内の「トンネウス沼」には、いつものように「ダイサギ」さんが佇んでいた。
純白で、大きく、存在感のある鳥さんである。
この日は平年よりも暖かかったとはいえ。
彼女(あるいは彼)の足先は、ホントに冷たそうだ。
よくぞ、素足で、雪の上に・・・
私には、決して、真似できない。
羽繕いするその姿は、(この個体は♂かもしれないが)そこはかとなく、色っぽい。
10時28分に発見したのは、「ハシブトガラ(あるいはコガラ)」さん。
いわゆる「ガラ系」の小鳥さんは、動きが素早いので、撮影するのが難しい(^^;
黒いベレー帽で、黒ネクタイ&よだれかけ無しが、「ハシブトガラ(あるいはコガラ)」の識別ポイントである。
10時56分。
もっともフツーに見かけるガラ系鳥の、「シジュウカラ」さんが、木のてっぺんでさえずっていた。
いわゆる「黒ネクタイ」が太めなので、この個体はおそらくは「♂」くんでありましょう。
11時02分。
このコは隣の針葉樹のてっぺんに飛び移り、周囲を見回していたのでありました。
そして11時23分には、シジュウカラの別個体を発見。
この個体も、おそらくは「♂」くんだと思う。
11時28分に撮影した、この小鳥。
天頂が紅いようなので、おそらくは「ベニヒワ」さんだと、思料される。
そしてお腹が空いたので、「バードウォッチング午前の部」を、これにてひとまず終了。
昼食を終え、「バードウォッチング午後の部」開始。
12時41分に、街路樹の中をちょこまか動き回っている鳥さんを発見した。
ボディはおおむねウグイス色で、頭頂に黄色のアクセント。
もふもふなお尻が可愛らしいこの鳥さんは・・・
「キクイタダキ」さんである。
漢字で書くと「菊戴」と書く、この小鳥。
頭頂の黄色を菊の花になぞらえて、そう命名されたのだという。
先人のそのセンスに、私は、シャッポを脱いだ。
この個体は、そこにちょっと赤みがあるので、おそらくは「♂」くんである。
針葉樹が大好きで、日本最小の鳥のひとつであるという、この「キクイタダキ」。
出会ったのは4回目くらいだが、今回初めて、「おおむね納得」のSHOTを撮影させていただきました
12時48分。
同じ場所にいたのは「ノーネクタイながらもよだれかけ」の、「ヒガラ」さんである。
「あいの里公園」内の「トンネウス沼」に再び着いたのは、13時13分。
そこには、相変わらず、「ダイサギ」さんが君臨していた。
獲物を狙う、その真摯なまなざし。
13時15分に、1匹目のおさかなGET!
そしてすぐさま、2匹目。
さらに同時刻に、3匹目を捕獲。
そして4度目の狩りは、どうやら失敗に終わった模様。
しかしながら。
またまた同時刻に、4匹目のおさかなをGET。
13時16分に、5匹目。
同時刻に、6匹目。
さらに同時刻に、7匹目。
小物ばかりではあったものの。
おおよそ2分間で7匹もの小魚を、彼(もしくは彼女)は捕獲したのでありました。
13時19分の最後の狩りは、どうやら失敗に終わった模様だが・・・
まあ、それはそれ。
13時37分に、冬鳥の代表格「ツグミ」さんを撮影。
凛として気高いその姿に、ココロ潤し。
私はおおむね満足して、帰路についたのでありました。
キクイタダキ…菊戴。初めて聞きましたし、たぶん初めて見ました👀✨
本当に頭に菊の濃い黄色い花びらがそっと載っているような。素敵な小鳥さんですね✨
キクイタダキさんには、昨年11月から数回お会いしていたのですが、今回ようやくにして、「おおむね満足」の写真を撮影できました📸
この鳥さんは温かくなると山地の針葉樹林に戻ってしまうようなので、春が来る前にまた撮らせていただきたいものです