獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

新型BRZ試乗記

2021年09月06日 | CARS&F1


いつものスバルディーラーさんよりのオファーを受け。
魅惑のスポーツカー「新型BRZ」に、試乗させていただく機会を得た。
なお、試乗は「完全予約制」。
私は、その日の14時56分に、同行の妻とともに、このクルマとご対面した。
試乗させていただいたグレードは、「S」(6MT:税込車両本体価格326万7,000円)である。


「WRブルー・パール」のボディカラーに、白い雲が映り込み、そのボンネットはまさにブルー・スカイ・ブルー状態。


ヒップラインも、きわめて流麗で、グラマラスな魅力に溢れている。


履くシューズは、215/40R18の、ハイパフォーマンスタイヤ(ミシュラン製)である。


その目ヂカラは、先代モデルよりも明らかに強く、そして、色っぽい


レッドステッチの革巻ステアリングホイールを握っただけで、血中濃度が高まるのを感じる。
しかしながら、アイドリングはとても静かで、振動もほとんどない。
まさに、「嵐の前の静けさ」のようだと、私は武者震いした。


ボクサーエンジンをイメージしたという、フル液晶メーター。
この部分も、先代よりもずっとエモーショナルだと、私個人は評価する。


しかも試乗車は、自称MT派の私に嬉しい、6MT


アルミパッドの3ペダル&フットレストが、スポーツ心を昂らせる。

妻を助手席に乗せて、いよいよ試乗開始。
クラッチミートに気難しいところはなく、エンストせずに無難にスタートしたものの・・・
ミートポイントが、私のBPレガシィ2.0i(5MT)よりも、やや手前に感じられた。
なので、慣れるまでは、いわゆるひとつの「舟漕ぎ状態」。
シフトチェンジの度に、助手席の妻は頭をヘッドレストにぶつけて、「痛い!」と小さな悲鳴をあげていた(^^;
スポーツカーだけに、シートも、乗り心地も、あきらかにマイカーより、固い。
ステアリングも、いわゆる「遊び」は少なく、岡崎宏司氏風にいえば「ゲインが高い」。
シフトチェンジの際に私はステアリングを多少動かしてしまっていたようで、妻より「ギア替えるたびにフラフラしてる!」とお𠮟りを受けたのでありました(^^;
逆に言えば、このクルマで同乗者に不快な思いをさせないで乗りこなすことが出来るようになること。
それが、まさにスポーツカーを操る歓び、なのかもしれない。
試乗後半には、やや慣れて、妻に痛い思いをさせることは無くなったのだが・・・
やはり自分のドライビングスキルはまだまだだと、痛感させられたのである
巷では「トヨタ車はどんなインプットでも、アウトプットは同じ」的なことを言われているが、このBRZは「下手なインプットに対して、そのアウトプットが忠実に現れる」と言ったところか。
つまり、非常に、オブラート無しのダイレクトな、乗り味なのだ。


「フロントホイールアーチ内に流れ込む空気を車両側面に排出し、ホイールハウス内で発生する空気の乱流を防ぐ」という、「フロントエアアウトレット」。
冬の北海道で、ココに雪が詰まるリスクは無いのだろうか・・・という疑問が湧くが、セールスレディさん曰く「そこはしっかりと実地試験を行っているので、案ずることはないですよ」とのことである。


ともあれ。
このクルマの全体のデザインは、とても素晴らしいと思う。
特に、このドアのオープニングラインからフロントフェンダーにかけての造形は、エモーショナルかつ美しい。


新型BRZ。
私は、このクルマが、とても好きだ。
できることならば、北海道の冬道で試乗させていただき、このクルマで日常を過ごすことが可能かどうかを見極めつつ、家族会議を開きたいと思う。


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