『戦争民営化:10兆円ビジネスの全貌』
松本利秋、2005、『戦争民営化:10兆円ビジネスの全貌』、祥伝社新書
世界で最も古い職業のひとつの傭兵は、連綿と生きながらえてきたが、近代国家の誕生とともに生まれた総動員体制の時代を経て、現代社会において「民営化」のうたい文句で姿をかえて甦った。「巨大ビジネスと化した」(本書の帯)のである。
本書では、第一章でイラクで亡くなった外人部隊出身の斉藤さんをはじめ、現代の傭兵についてふれられ、第二章では、古代からの傭兵ビジネスについて述べられる。続いて、第三章では、紛争地における戦争ビジネスについて、アンゴラやイラン・コントラ事件について触れられる。第四章ではアジアにおける太平洋戦争中から現代に至る戦争請負屋について、そして、第五章では、民営化の名を借りた戦争ビジネス、特には、チェイニー米副大統領が会長を務めたハリバートン社とホワイトハウスの癒着について触れられる。
先日、ニュースで取り上げられていたイラン捕虜の東欧における収容所での尋問についても、アメリカの民主主義の守護神のようなスローガンとは違う、非人道的な非民主的な行為が民営化の中で隠蔽されるのである。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051102-00000201-kyodo-int
世界で最も古い職業のひとつの傭兵は、連綿と生きながらえてきたが、近代国家の誕生とともに生まれた総動員体制の時代を経て、現代社会において「民営化」のうたい文句で姿をかえて甦った。「巨大ビジネスと化した」(本書の帯)のである。
本書では、第一章でイラクで亡くなった外人部隊出身の斉藤さんをはじめ、現代の傭兵についてふれられ、第二章では、古代からの傭兵ビジネスについて述べられる。続いて、第三章では、紛争地における戦争ビジネスについて、アンゴラやイラン・コントラ事件について触れられる。第四章ではアジアにおける太平洋戦争中から現代に至る戦争請負屋について、そして、第五章では、民営化の名を借りた戦争ビジネス、特には、チェイニー米副大統領が会長を務めたハリバートン社とホワイトハウスの癒着について触れられる。
先日、ニュースで取り上げられていたイラン捕虜の東欧における収容所での尋問についても、アメリカの民主主義の守護神のようなスローガンとは違う、非人道的な非民主的な行為が民営化の中で隠蔽されるのである。
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