『インターネット図書館 青空文庫』
野口英司、2005、『インターネット図書館 青空文庫』、はる書房
インターネット図書館の「青空文庫」設立のいきさつや著作権問題との関わりについて書かれた本書には、おまけに本書出版当時(2005年9月)までの「青空文庫」収録分のDVD-ROMが添付されている。
本書では、「青空文庫」の創設メンバーや工作員のご努力の一端が紹介されており、「青空文庫」をふくむ著作物のデジタル・アーカイブの歴史についても知ることができる。
とくに、「青空文庫」創設者の一人富田倫生は、第三章『「天に積む宝」のふやし方、へらし方:著作権保護期間延長が青空文庫にもたらすもの』のなかで、著作権法の目的は著作権の保護を図ると同時に文化の発展に寄与することにあり、著作権者の没後50年から70年への延長問題が、インターネットの発展とそれに伴うデジタル・アーカイブの充実という新しい流れに棹差すことにつながりかねないと警鐘を鳴らす。この章で、われわれは、著作権保護期間延長問題の意味することを深く知ることができる。とりわけ、この点、注目したい。
インターネット図書館の「青空文庫」設立のいきさつや著作権問題との関わりについて書かれた本書には、おまけに本書出版当時(2005年9月)までの「青空文庫」収録分のDVD-ROMが添付されている。
本書では、「青空文庫」の創設メンバーや工作員のご努力の一端が紹介されており、「青空文庫」をふくむ著作物のデジタル・アーカイブの歴史についても知ることができる。
とくに、「青空文庫」創設者の一人富田倫生は、第三章『「天に積む宝」のふやし方、へらし方:著作権保護期間延長が青空文庫にもたらすもの』のなかで、著作権法の目的は著作権の保護を図ると同時に文化の発展に寄与することにあり、著作権者の没後50年から70年への延長問題が、インターネットの発展とそれに伴うデジタル・アーカイブの充実という新しい流れに棹差すことにつながりかねないと警鐘を鳴らす。この章で、われわれは、著作権保護期間延長問題の意味することを深く知ることができる。とりわけ、この点、注目したい。
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