South Is. Alps
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Coromandel
Coromandel, NZ
Square Kauri
Square Kauri, NZ
Lake Griffin
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きりたんぽ鍋

きりたんぽ鍋(きりたんぽ、比内鶏スープのパウチをベースにして、水菜、白ネギ、えのき茸、椎茸、くず、絹ごし豆腐などを、一味で食する。レシピには、セリとかごぼうとかが書かれていたが、ちょっと外れたか)

2009-02-09 21:04:20 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


『先生とわたし』

四方田 犬彦、2007、『先生とわたし』、新潮社

先ごろ読了した同じ著者の『四方田犬彦の引っ越し人生』(http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/afe4b94328517ce6aee830c8df85b339)を読んで、中で触れられている本書をほとんど発作的にアマゾンに発注し、今朝届いたものを、ほとんど発作的に読みとおしてしまった。
著者の師である英文学者由良君美との出会いから別れ(師の死去)まで、また、由良自身と由良の父由良哲次、由良を取り巻く英文学や関係した研究者、ゼミ生(四方田もそのひとり)に至るまで、たくさんの人々の名前が登場して、そのどうこうが描かれる。本書の主題は、著者四方田と師の由良との師弟関係をえがき、師弟論あるいは教師論にあることは言うまでもないが、同時に、20世紀日本の高等教育事情や戦後から1980年代ごろまでの大学事情も読み取ることができて、大変面白い。
偶発的ではあったが、四方田の『引っ越し人生』に引き続いて読んだのも、事情が関連していてこれまた面白かった。ついでに同じ著者の『翻訳と雑神』も同時に購入していて、これもまた、関連してはまりそうである。
こちらは、さらに、今読み始めたが途中とん挫している水村美苗の『日本語は滅びるのか?』と『ユリイカ』の同特集号の四方田のエッセーを読んで金素雲という韓国の翻訳家のことを知って読んでみようかと思った次第。サイードにもつながるし、どうも芋づる式読書というのは、果てしもなく面白いものだ。

先生とわたし
四方田 犬彦
新潮社

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2009-02-09 17:12:04 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )