South Is. Alps
South Is. Alps
Coromandel
Coromandel, NZ
Square Kauri
Square Kauri, NZ
Lake Griffin
Lake Griffin


池下「梨杏茶樓」

寿司屋に行こうと思ったのだけれど、結構満席でなかなか行けない。

エビの酒蒸し
バラ肉ブロックとレンコンの蒸しご飯
北京ダック2種
野菜炒め
フカヒレ入りスープ餃子

池下「梨杏茶樓」:http://www.associa.com/lsr/index.html

2009-02-18 22:12:53 | 夕食・外食 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


『アドルフに告ぐ(1~4)』

手塚治虫、2009、『アドルフに告ぐ(1~4)』(新装版)、文芸春秋(文春文庫)

神戸に生まれ育った二人のアドルフ、外交官のドイツ人の父と日本人の母の間に生まれたアドルフ・カウフマンとユダヤ人のパン屋の息子アドルフ・カミルの数奇な運命にもう一人のアドルフ、アドルフ・ヒットラーが絡む日独、ユダヤ、パレスチナが絡む戦後史を描く漫画。ヒットラー、ユダヤ人説に絡んでナチスに弟を殺された新聞記者の峠草平が狂言回しとなってからむ。週刊文春に1983年から1985年に連載されていたという。タイトルを知っていたが、これまで手に取ったことはなかった。たまたま本屋で見つけてはまった。

憎しみや差別、そして、暴力をあってはならないと否定することはたやすいが、しかし、そうした行為もまた人間の本質のひとつであり、今、現在も誰かが被害者となり、そして加害者となっている。著者の手塚は、本書の中でそうした状況を裁こうとしようとするのではなく、そうした人間の行為を伝える役割を担う人間を描こうとしたし、自身もそうした人間であることを宣言しているようにみえる。手塚は1989年に60歳で亡くなっていて、本作品はまさに、晩年の作といえよう。

人間の愚かさとそのことを伝え続けることの大事さをこころして読み続けよう。

アドルフに告ぐ 2 新装版 (2) (文春文庫 て 9-2)
手塚 治虫
文藝春秋

このアイテムの詳細を見る

2009-02-18 17:46:41 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )