池下「浅野屋」
モッツァレーラとトマトのサラダ、砂肝のコンフィのサラダ、エビフライ、おろしトンカツ。
週末は特ににぎわっている。最初予約の電話を入れたときにはいっぱいだったのだが、しばらくして、奥さんから、あいていると電話をもらった。
もうすぐ7周年とのこと。
ラザーニャ(まず、ミートソース。タマネギ、ニンジン、セロリをみじん切り。オリーブオイルにニンニクみじん切りと赤唐辛子を加え香り出し。合挽きミンチを入れて、ざっと炒める。タマネギ、ニンジン、セロリのみじん切りを加えて炒める。ドライトマトとピエンノロ・トマトを少々くわえ、赤ワイン、塩コショウ、プロバンスハーブミックス、ローリエを加えて煮込む。茄子薄切りをオリーブオイルで炒める。キッチンペーパーで油とりをしておく。ホワイトソースを作る。小鍋にバターを溶かし薄力粉を加えよくねる。牛乳を加えて伸ばしてゆく。ミートソースとホワイトソースを混ぜておく。ラザーニャをゆでる。耐熱容器にオリーブオイルを塗りつけ、ホワイトソース、茄子、ラザニアを順に重ねていく。一番上に、パルメジャーノのスライスをたっぷりかける。高熱のオーブンで15分ほど焼く。大皿にサニーレタスを敷き詰め、その上にラザーニャを取って一緒に食すと言う趣向)
ぶなシメジと大根おろしのあえもの(大根をおろしておく。ざるに入れて、水分を切っておく。ぶなシメジを塩茹でしざるに上げる。ボールにこれらを入れて、米酢、ナンプラー、塩、砂糖少々をくわえて、よくあえる)
赤軸ほうれん草のおしたし
鰆の西京漬け
蜆の味噌汁
スモークサーモンと黄ズッキーニのクリーム・フェトチーネ(オリーブオイルにガーリックピューレ、赤唐辛子を入れて香り出し。一口に切った黄ズッキーニをソテー、火が通ったところで塩コショウ。生クリームを入れて火を止めておく。フェトチーネが茹で上がったところで、改めて火をつけてパスタとあえる)
ルッコラとバジル、プチトマトのサラダ
大根葉と豚三枚肉の炒めもの(フライパンで、ごま油、ショウガ、赤唐辛子、豚三枚肉を炒める。大根葉の細かく切ってこれに入れて炒める。塩コショウで味を調える)
生モズクと納豆
同僚が出版してうちわのお祝いをと言うので、ご本人と合わせて5人で池下「Pizza East」へ。今日はコース料理で、前菜3種から、ピザをメニューから2種、主菜を5種ほどから。それで、私は、アスパラを(牛蒡ピューレやからしをつけて)えらび、ピザはマルゲリータとクアトロフォルマジョを。メインは、シェアで鱸の蒸し煮とオマール海老と鶏のパイ包み。デザートにアスパラとオリーブ風味のジェラート。
今夜は野菜がひときわおいしかった。
江南のおばあちゃんの家の近くのおじさんがくれたと言う大根を使って、アサリ汁。
アサリ汁(出し昆布とカツオで出汁をとっておく。大根を千に切っておく。大根をだし汁で煮る。薄口醤油で味付け。日本酒でアサリを煮て口を開ける。ゆず胡椒を少々入れておく。貝の口が開いたところで、出汁と大根を注ぐ)
大根葉のゴマよごし(大根葉を塩茹でし、すりゴマ、花鰹をあたっておき、醤油を入れてよくあえる)
注文していた「とうがらしおじゃこ」と「じゃこさんしょう」がとどいた。ご飯と一緒に食べると、とてもおいしかった。
京都とうがらしおじゃこ「かむら」:http://www.ocn.ne.jp/~kamura/
六本木ヒルズの森美術館で「アフリカ・リミックス:多様化するアフリカの現代美術」が開催されていた(5月27日ー8月31日)ので見てきた。デュッセルドルフ、ロンドン、パリを経て、東京のあとは、ストックホルム、ヨハネスブルグをめぐる国際巡回展とのこと。
「アイデンティティと歴史」「身体と魂」「都市と大地」と名づけられた三つのセクションからなっており、さまざまなキャリアを持つ80人以上のアフリカの現代作家たちの作品が所狭しと並べられている。しかも、絵画やビデオ作品、インスタレーション、コラージュ、音楽その他、たくさんの手法のオンパレード。圧倒されるパワーである。
エスニックアートのイメージかと思われるアフリカ芸術を現代作家の作品を並べることで、彼らアーティストの感性の先に、政治や経済、戦争、貧困、都市化など、さまざまな現代的課題が垣間見える。
また、エジプトやモロッコといったアラブ・イスラム圏のアーティストの作品、また、コンゴやアンゴラ、南アフリカ、ケニヤといったサブ・サハラのアーティストの作品が同じアフリカの名前の元に並ぶ。これこそ、タイトルのゆえんであろう。アフリカの名前でまとめることがどのような意味があるのか、歴史や文化による既成概念を破壊するとも見えるのだが、一つの大陸ということでまとめることについて、改めて観客が再考することを求めているように思える。さらに言えば、「現代芸術」と言う概念でまとめることもおそらく、問い直されているのだろう。
20060612追記:
展覧会ではカタログだけでなく、この展覧会をフィーチャーした音楽CD「africa remix」も販売されていて、これもお薦め。
六本木ヒルズ・Roppngi Hills:アフリカ・リミックス:多様化するアフリカの現代美術:http://www.roppongihills.com/jp/events/africa-remix.html
| Africa Remix: Ah Freak IyaVarious ArtistsMilan詳細を見る |
今週末も学会で東京。K大学でのセッションのあと、付近にある某国大使館地階にてレセプション。学会セッションに大使も呼んで講演させてるんだから、まあ、いい線かもね。
某国滞在中はあまり飲まないCラガーが共され、赤白ワインももちろん某国産。某国産のローストビーフ・・・。まあ、実のところ、ふつうのホテルでのバンケットとあまり違いない。ギャルソンにこのワインはどこのエリアかと聞いても、いい加減にしか答えなかったので、大使館の雇員と言うわけでもないようだ。ま、予算削減のこの折、こんなもんでしょうね。
某国大使館にははじめてきたのだけれど、まるで要塞のようなしつらえで、セキュリティもたいそうだ。HSK家の元藩邸跡なのだそうだが、その庭園を見るようなしつらえではない。ちょっと残念な気がするが。付近に綱町三井倶楽部があって、スノッブでクラシックなしつらえとくらべると、この大使館の様子はちょっとね。機能的かもしれないけれど、雰囲気がいまひとつ。
二次会で田町駅近くの居酒屋(「炭五」)で一杯。今夜の宿は、セレスティン・ホテル。伯母の家がすぐ近くだけれど、今回失礼します。
恵比寿にある東京写真美術館でオーストラリア先住民の写真家デスティニー・ディーコン(Destiny Deacon)の写真展が今週末が最後だと言うので行ってきた。ついでと言ってはなんだが、同館で開催中のマイケル・ケンナ展と東川賞海外作家コレクション展も見てきた。
デスティニー・ディーコンは風景写真家ではなくて写真をメディアとした作品を作ろうとうする作家である。先住民の視点で描くので、当然、現代オーストラリアに対する、さまざまな批判が含まれることになる。それは、それで、いいのだけれど、しかし、コンテキストの了解できない状況で、鑑賞するものはどのように理解することができるのか。当然のことながら、解説的なテキストを必要することになる。
それでいいのだろうか。解説なくして、果たして、彼女の狙いは伝わるのだろうか。解説を必要とするような作品は、どのような意味を持つのか。さらに、彼女のケースは、彼女が先住民であることと言う所与の条件を前提とした作品であるので、さらに、距離がある。先住民でなくてはならず、解説を必要とするような作品は、それで鑑賞者になにを伝えることができるのだろうか。
世の中、しょせんコンテキストなしには成り立ち得ないのだから、それでいいと言えばいいのだけれど。どのあたりで、納得が行く点があるのだろうか。
美術館の狙いかどうか知らないけれど、対照的なのは同時開催中のマイケル・ケンナである。かれは、日本の風景をとる。猥雑な生活臭を切り捨て、人間も被写体として切捨て、ひたすら、美しい風景が切り取られていく。これはこれで、イギリス人のマイケル・ケンナが切り取った日本の風景と言うバイアスが入るので、デスティニーの作品と正確な対比ができようもないのだが、彼の場合は、彼の美的感覚が切り取った風景が提示される。
デスティニーの場合は、くわえて、先住民の政治的状況(いやおうなくの)が提示されることになる。マイケルのそれは、結構シンプルに受け取ることもできようが、デスティニーの場合、どうなんだろう。
さらに、風景を撮るのと、意図的に構図や要素を考慮していくのと、これも、どうなんだろう。最終的には受け手の好みに帰結することなのかもしれないが・・・。
東京写真美術館:Destiny Deacon展:http://www.syabi.com/details/destiny.html
ソラマメと海老のリゾット(ソラマメを塩茹でして皮をむいておく。フライパンにオリーブオイル、ガーリックピューレ、赤唐辛子を入れて弱火でかねつ。剥き海老野迫川に包丁をいれ、フライパンにいれて炒める。コメを洗わずにこれに加える。コメにオリーブオイルをからめる。白ワインをいれ、一煮立ち。水を加えて中火で煮てゆく。ソラマメを加える。塩コショウで味付け。アルデンテで火をとめて皿に移し、すりおろしたパルメジャーノをかけて食する)
ルッコラとプチトマトのサラダ
今夜はベジタリアン・フード。
ズッキーニの煮物(江南のおばあちゃんの畑から届いた黄色と緑のズッキーニ。昆布とカツオで出汁をとる。日本酒、薄口醤油、わずかのナンプラーで味を調える。ズッキーニを一口大に切ってひと煮立ちさせ、火を止めて味をしみこませる)
金時草と生モズクの味噌汁
もくもくの黒穀米(黒米、黒大豆、ひじき、黒ゴマ、うるち米、もち米をあわせたもの。炊飯器でできるとのことで、少々多目の水と日本酒、塩、ナンプラーを加えた)