毎年の事ですが、1月から3月にかけて町内の小学校に招かれて昔の生活についてお話をしています。小学校低学生の総合学習の時間で、昔の生活について学習する時間があるからでしょう。今回は東田布施小学校です。
子供達にお話をする前に、祖父や祖母と一緒に暮らしているか聞きました。すると、案の定一緒に暮らしている子供は稀です。そのため、今の子供達は昔について知る機会が無いのです。私の体験してきた昔のお話は、子供達の祖母や祖父が暮らしてきた生活と重なります。お話の最後に、昔の生活について祖父や祖母から聞いてみるように勧めました。
手回し蓄音機が発する音楽に聞き入る子供達
今年度最後の田布施農工高等学校 運営協議会に出席しました。この運営協議会、元々は文部科学省の「地域との協働による高校教育改革」農工維新!田布施あいキュービックプロジェクト研究」が元になっています。研究プロジェクトが終わった後も運営協議会に引き継がれています。
これまでは高校生達の地域活動についての協議が多かったのですが、今回は先生方の長時間労働を含めた働き方改革についての協議がありました。私は、小学校のクラブ活動などが先生から地域活動に移行されつつある例をお話ししました。これまでは生徒を中心とした活動でしたが、これからは生徒を指導する先生方の働き方も改革する時代に入ったのですね。
運営協議会終了後、校門前で生徒さんに撮っていただく
今年度最後の田布施町少年少女発明クラブの活動が田布施農工高校でありました。今回は、前々回と前回から続けてきた電子工作(ロボット製作)の仕上げです。制作したロボットを無線(Bluetooth)で前後左右に操縦できます。
最後に、ロボット同士で相撲をとりました。相手のロボットを土俵から押し出すかひっくり返すと勝ちとなります。トーナメント方式で勝負をして1位,2位,3位を決めました。みんなで声援を送りながらの楽しい少年少女発明クラブでした。
製作したロボットを、無線(Bluetooth)で操縦しながらロボット相撲
前回の発明クラブの活動までに、ロボット製作に必要な半田付けを済ませています。そのため、今回は各部品をはめ込むだけで組み立てしました。左右のモーター,LED,スピーカー,IC基板などをどんどんはめ込みました。個人差もありますが、小学6年生達は比較的早く組み立てが終わりました。低学年の小学3年生はいろいろ戸惑っているようで完成が遅れていました。11:00頃には、高校生の支援もあり全員が完成しました。
ロボットの筐体を選ぶ もくもくと製作 無線で動作確認
全員のロボットが完成すると、トーナメント方式でロボット相撲をしました。第一試合は班内(テーブル内)で試合です。そして、8人の班代表を決めます。次は、教室の真ん中に置かれた土俵にロボット2台を置いて試合開始です。そして、最後に三位決定戦と優勝決定戦をしました。子供達全員が声援する中でのロボット相撲です。今回は久しぶりにワクワクする活動でした。これで今年度の少年少女発明クラブの活動は終わりました。
指導していただいた高校の先生方、そして高校生達、ありがとうございました。
最初、班ごとに最初のロボット相撲 班代表者をトーナメント表に書く
一昨年のことです。郷土館では國木田独歩生誕150周年の記念展示会を開催しました。以降、國木田独歩に関わる史跡がたくさんある田布施町の小学校や公民館に出かけて講演会をしています。今回、國木田独歩が先生として登壇した麻郷小学校に行って講演しました。國木田独歩の教え子の一人である東久治は、その後麻郷小学校の校長に就任しています。ちなみ、東久治は國木田独歩の日記小説によく出てくる少女(吉見はる)と結婚しています。
國木田独歩が仮寓していていた今の麻郷高塔地区の吉見家についてなども説明しました。ちなみに吉見家は、源頼朝弟の源範頼の孫が今の埼玉県吉見郷に住んでいたため吉見家と称しました。戦国時代は毛利家とも争ったこともある名家でした。
國木田独歩と麻郷や麻里府の関わりについて講話
今年度最後の小学校 放課後学習 成器塾でした。私が教えている「裁縫と調理」クラスは楽しい調理の時間です。前回、もち米やうるち米を手回し製粉したり、私の畑で収穫した小豆を鞘から取り出す体験をしてもらいました。
そして今回、美味しいお汁粉を子供達は作りました。まずは、製粉した粉でお団子作りです。思いがけずドーナツ,ハート,肉球などの形をしたお団子を作っていました。お団子ができあがると、それを煮て柔らかくしました。そして、温めた小豆汁の中に入れました。最後に、子供達で好みの甘さに仕上げてもらいました。わいわいがやがやと、井戸端会議さながらの楽しい放課後学習でした。
井戸端会議さながらの、楽しいお汁粉タイムの子供達
お汁粉作りをする前に、子供達にエプロンを着たり髪を覆うように言いました。子供達が着替え終わると、調理前の手の洗い方を教えました。石鹸を手に付けてから、手首,手の甲,指と指の隙間,爪,そして手のひらなどを順番に丁寧に洗います。最後に清潔な布巾で手を拭きます。布巾が無い子にはペーパータオルを渡しました。
製粉白玉粉をボールに 粉相応の水を計量 粉に水を入れてこねる
お汁粉は小豆を煮て作りますが、小豆が柔らかくなるまで時間がかかります。そのため、あらかじめ指導員の1人に煮ていただきました。そして、その小豆汁を小学校まで持ってきていただきました。そして、私が持ちこんだコンロで温めました。私個人はその小豆汁をミキサーで砕いてトロトロにするのが好きですが、今回は皮を残すよう煮ていただきました。
いったん丸め、それを千切りながらお団子を作る
お団子作りが一番賑やかでした。私が教えた水の量が足りなかったようで、なかなか粉がまとまりませんでした。子供達からはブーイング(笑)でした。そこで、私がコップに適当に水を入れてさっと粉の上にふりかけました。すると、ちょうど良い硬さのお団子になりました。調理はレシピどおりにいかないものです。それも一つの勉強です。お団子ができあがると、熱湯にお団子を入れました。
好きな形のお団子も作る お団子を熱湯に入れて煮る
お団子が煮え上がると、取り出して温めたお汁粉に入れました。お砂糖で甘みをつけると、子供達みんなでお椀にお汁粉をよそりました。そして、テーブルに座って行儀よくお汁粉を食べました。
食べた感想を子供達から聞くと、白玉粉のお団子は柔らかくて美味しかったとのこと。しかし、水分が少なかったのか上新粉のお団子は硬かったそうです。つまり、もち米を製粉して作ったお団子の方が美味しかったようです。
テーブルセッティング 煮えたお団子取り出し 温めたお汁粉に入れる
これで、今年度の放課後学習 成器塾「裁縫と調理」は終わりです。来年度はどんなメニューにしようかこれから考えます。決めているのは、子供達も指導員さんも共に楽しい放課後学習です。指導員の方々、この1年ありがとうございました。来年度もよろしくお願いします。
できあがったお汁粉をお椀によそる
郷土館は、小学校の社会科で学ぶ「昔の生活」学習の一端を担っています。コロナ惨禍が始まる前は、生徒さん達は小学校から歩いてきたりバスに乗ったりして郷土館に学習のため来館していました。ところが、コロナ惨禍で郷土館に来ることができなくなりました。そこで、郷土館から小学生まで行って社会科「昔の生活」を実物や写真を使って講義しています。今年も、町内全ての小学校から依頼されて講義に行く予定です。
昔使っていた懐かしい家庭用品を、実物や写真で解説
私が子供時代だった昭和30年代を主にした講義です。子供になじみやすいように、当時の子供の生活を中心にお話をしています。次のようなお話です。当時の子供の遊び、食べ物、手伝い、学校生活、服装、新聞少年、寄生虫、病気、薪割りや風呂焚き、鶏をさばいてお肉にしていたこと、酪農の手伝い、当時のお葬式や結婚、子供同士のルール、飼っていた動物、当時の乗物などのお話です。今の子供達が想像できないお話をたくさんしました。
これらのお話、なるべく楽しく分かりやすく話すように努めました。
講義のタイトル(PPT) 黒板に絵をかいて解説 古道具運搬の手伝い
私の子供の頃を思い出してみると、どの家庭も貧しかったように思います。そのため、子供もそれなりに無休で働いていました。
私の場合ですが、高校卒業まではほぼ毎日、風呂を薪で焚いていました。薪は事前に山に行って枯れ木を見つけては持って帰り、ノコギリで切っては斧で割っていました。当然のことながら雨の日にそなえて余分に薪を作っていました。それが当時の子供の普通の生活でした。おかずにする貝や魚なども捕まえていました。
嬉しいことに、講義をしたその日の夕方や日曜日に、子供達が郷土館にたくさんやってきました。もう少しくわしく昔のお話を聞きたくなったのでしょう。また、私が解説をした以外の昔の道具に興味を持ったのでしょう。
講義後も熱心に古い道具を見学 郷土館にやってきた子供達
前回に続いて、少年少女発明クラブの子供達は田布施農業工業高校で電子工作をしました。今回は前回よりも難しくなり、ICチップを基板にはんだ付けして取り付けしました。細いはんだ線とはんだごてを使うため、目が良くない私には難作業です。
今の私には、子供の頃に製作した真空管ラジオなどがちょうど良い大きさです。今のようなICチップは取り付け距離は2mm位です。そのため、老眼鏡をかけないと私にはとても工作できません。子供達を見ていると、初めてのはんだ付けにしては器用に取り付けていました。個人差はありますが裸眼で取り付けていました。次回は今年度最後の発明クラブです。電子工作を完成してみんなで動作の確認をします。
はんだごてを使って器用にICチップ基板を取り付け
はんだ付けで思い出しました。私が就職した当時、日本ではラジオやテレビが生産されていました。私がとある工場に赴任した時、100m近いベルトコンベアが何台もありました。そのベルトコンベアの両脇に、去年まで中学生だった子達が100人近く並んでいました。そして、一生懸命はんだ付けしていました。壮観な光景でした。
昼間はテレビ製造ではんだ付け作業、夜は夜間高校生の子達 1975年
その子達は、仕事が終わると一斉にセーラー服に着替えてバス数台で夜間高校に通っていたのです。親しくした子達の顔を今でも覚えています。この子達のうちの一人の家に一週間ほど遊びに行ったことがあります。岐阜県の山奥出身の男の子でした。あどけなかったその子達は今、60代の年齢のはずです。自分の若い頃をどう孫達に話をしているのでしょうか。
発明クラブの開始 コントローラの充電 工作の要領を聞く子達
今回、はんだ付けを子供達は体験しましたが、最新の技術では、今やはんだ付けは自動化されています。基板を溶けたはんだに送り込んで自動的にはんだ付けしています。今や、半導体回路を設計したり、配線をCADでアートワークする技術が主な仕事になっています。また、プログラミングして回路を自動設計しているようです。日本では製造ではなく設計がメインな仕事になっているようです。とにかく技術の進歩の速さに目が回ります。
高校生にはんだ付けを教わる うーん!なかなか難しい回路工作
1ヶ月ぶりに少年少女発明クラブの活動がありました。今月と来月、電子回路の学習です。活動したのは田布施農業工業高校のメカトロ部の教室です。先月までは私や指導員が主に指導していましたが、今回は高校の先生や生徒さんが指導員です。私は始まりと終わりに号令をかけたり、電子回路の組み立てがうまくいかない子供達のサポートに徹しました。
今回は電子回路が初めての子供向けの学習でした。電池,LED,電圧,電流,回路などを学びました。そして、初歩的な電子回路を組み立てたり半田付けなどを体験しました。次回はCPU基板や駆動するモーターなどを組み立てます。そして、Bluetoothを使って無線でコントロールする車を作ります。最終日、組み立てた車同士でロボット相撲をとります。
電池やLEDなどを使った初歩的な電子回路を組み立て中
私が中学生の頃は真空管全盛時代でした。そのため、光を発するのは電球や蛍光灯位しかありませんでした。トランジスタを知ったのもその頃でした。代金を切手で送ると、2週間位後にトランジスタ(2SB111)が封筒に入ってやってきました。豆粒ほどの小さなトランジスタが真空管と同じ能力をもつことに感動しました。
そして、私がLEDを知ったのは二十歳の頃でした。秋葉原で初めてLEDを一個購入したのですが、その光にこれまた感動しました。当時数百円だったと思います。今は2円程度とのこと。エレクトロニクスの進歩の速さに驚きです。
指導する高校生や先生方 半田付けの解説 LED点灯回路の組み立て
床に座って作業することが辛い時があります。最近、人が集まる公会堂やお寺などで座椅子に座る方が多くなったように思います。今回、普通の椅子にも座椅子にもなる椅子を作ることにしました。何度か椅子の形を製図し直しました。その製図の寸法に合わせて木材を切りました。使った木材は2 x 4(19cm x 89cmと38cm x 89cm)です。木ネジと接着剤で組み立てようと思います。さて、使える椅子が出来上がるでしょうか。
丸のこを使って、製図の寸法に合わせて木材を切断
その椅子は向きを変えて四段階の高さを選べます。座る高さは、10cm,20cm,30cm,そして40cmです。ただし、30cmと40cmとの高さには背もたれはありませんが、後日オプションで背もたれを付けようと思います。座りやすいかどうか試してみて、さらに改良しようと思います。欲張らずに高さ10cmと40cmだけでも良かったかも知れませんが。
切り出した木材一式 座る箇所の部材 側面などを仮組み
今年最後の放課後学習でした。内容は毛糸と段ボール枠を利用した段ボール織りです。今回は指導員のSさんに段ボール織りの指導をお願いしました。私は見守りしつつ、請われれば教えたりしました。段ボール織りは去年の成器塾でできなかったため、初めて体験する子供達ばかりでした。
最初、子供達1人1人に段ボール枠が渡されました。次に経糸にする毛糸を選んでもらいました。そして、その経糸を段ボール枠両端に刻まれた切れ目に掛けました。次に横糸にする毛糸を選んでもらいました。色は単色でもかまいませんし、まだら色でもかまいません。毛糸の選び方のセンスが問われます。それが終わると織りの準備完了です。
指導員のSさんと丁寧に教わる子供達
自分の席に戻ると、横糸を次々に経糸の間に通していきました。最初、子供達が戸惑っていたのは経糸の間に横糸を通す時です。奇数番目の経糸上に横糸を通し終わると、次は偶数番目の経糸上に横糸をと通さなければなりません。その理由を理解することが大切です。横糸を通し終わるとハサミを入れて取り外します。最後に経糸をフリンジ加工して出来上がりです。小さくかわいい毛糸布です。コースターとして使えます。
段ボール織りの説明 どの色の経糸にしようか 横糸を慎重に選ぶ
来年はいよいよ調理に入ります。その具材作りからスタートします。去年はお汁粉作りの予定でしたが、具材を作るだけで終わってしまいました。つまりお汁粉を食べことができませんでした。
今年は、去年できなかったお汁粉作りに再チャレンジします。まずはお米や麦を手回し製粉することから始めます。そして、先月の成器塾で子供達が鞘から取り出した小豆を使ってお汁粉にします。美味しいお汁粉を作ることができるでしょうか。
横糸を次々に経糸に通す いろんな色の毛糸を横糸に
田布施町少年少女発明クラブで、4~8月に製作したアイデア工作の発表会をしました。コロナがまだ収まっていないため、保護者は1人だけに絞って参観していただきました。
山口県内の発明クラブでは田布施だけがアイデア工作をしているようで、1人の指導員がほぼ2人の子供の工作を指導しています。4~8月の期間ずっと、アイデアの構想を練って,製図をして,工作をして,最後に説明文を書いて出品します。今回は、そのアイデア工作を他の子供や保護者に披露する発表会でした。
指導員と一緒に演壇に立ってアイデア工作の発表
田布施町は指導員が比較的多いとは言え、負担もなかなかのものです。ノコギリや金槌などの工具の使い方を教えるだけではありません。子供と良好なコミュニケーションを取り、アイデアの構想を支援したり、工具の使い方を教えたり、危険が無いよう声掛けをしたり、文書の書き方を教えたりと、多岐に渡ります。そのため、指導員は工作が好きなだけではなかなか務まりません。私は昔から、ボーイスカウト、泥んこ運動会、子供の農業体験指導などで比較的多く子供や学生と接しているからできているのかも知れません。
発表内容の確認をする子供達 参観された保護者の方々
毎年の今頃、小学校放課後学習の成器塾 「手芸と料理コース」ではクリスマスフェルト細工をします。指導員の1人であるOさんに今回も指導お願いしました。今でこそ指導員はフェルト細工の指導に慣れています。しかし2年前、初めてクリスマスフェルト細工を子供達に教え前に指導員が集まって予行演習をしました。
その後、「手芸と料理コース」に次年も入る子達がいて、その子達が初めての子に教えている場面がありました。そのため、指導員の負担が減って子供達を見守ることが増えました。子供達から教えを請われれば教えます。
子供達が作ったクリスマスフェルト細工作品の数々
子供達がある程度自主的にやってくれるので、私は怪我をしないか見守るだけです。確か去年、誤って指を刺して血がにじんだ子がいました。私が職員室に行って連絡すると、保健の先生かどなたかがすぐに薬を持って教室にやってきました。そして、子供の手当てをしていただきました。
今年は針で指を刺す子供はいませんでした。楽し気に針でふわふわフェルトをチクチクしていました。そして、たくさんのフェルト細工をして楽しんでいました。
フェルト細工の説明 フェルトシートを渡す ふわふわフェルトを渡す
ところで、別に指導している少年少女発明クラブでは電動ドリル、電動ノコギリなどを使うことがあります。とにかく事故だけは絶対にないように心がけています。以前こんな私のミスがありました。子供に請われて木材を切断しました。私が電動ノコギリを使って切断しました。ところが、木材にひびが入っていたのか、切断中に木片が跳ねました。傍に子供はいなかったのですが、冷や汗が出ました。
スポンジ上に置いたフェルト みんなで楽し気にチクチク
干柿作りが終わると、途中だったポケットティッシュケース作りを続行しました。1個目を作り終えた子は2個目を作りました。2個目を作る子の中に、私が想定していなかった形のポケットティッシュケースを作る子がいました。普通はケースの中心を開くようにして中のポケットティッシュを取り出します。その子は、ケースの横を開くようにしていました。つまり、横からスライドするようにしてポケットティッシュを取り出すとのこと。それが便利かどうかは?ですが、いろいろ自分で考えながら裁縫することは良いことだと思います。
干柿作りがひと段落するとポケットティッシュケース作り
変わった形のポケットティッシケースを作る子供がいると思えば、袋物などを作る子もいました。言わば布を使った自由工作でしょうか。私が子供の頃、ありふれた枝や枯れ木を使って自由に工作したようなものでしょう。見ていると、ハサミ,糸,針,ミシン,チャコ,アイロン,霧吹きなどを使って自由に楽しく布工作をしていました。
最初の1個目はポケットティッシュケースを作りますが、あとは時間内に自由に裁縫させました。私は事故や怪我がないように見張るだけです。楽し気に裁縫している子供を見ていると、私も指導員もつられて楽しくなります。さて、次回は楽しいクリスマスフェルト細工です。
手回しミシンで楽しく裁縫 アイロンで布を折り曲げ
放課後学習 成器塾の前半に急遽、干柿作りを入れました。当初12月のコマに入れようかと思っていました。しかし、渋柿は時間が経つとトロトロに熟してしまいます。次のコマに回すとトロトロになって皮を剥ぐことができません。そのため、急遽干柿作りを今回のコマに入れた次第です。
去年も干し柿を作りましたが、今年は我家の干柿作りにほとんどの渋柿を使ってしまい、残った渋柿が10個位でした。そのため、生徒一人に一個の渋柿で干柿作り体験をしてもらいました。ポケットティッシュケースの製作は、干柿作りが終わってからにしました。
ピラーを使って渋柿の皮を剥いでいる子供達
私は渋柿の皮を剥ぐ時に包丁を使います。以前ピラーを使っていた時期がありました。しかし、ピラーに慣れていないこともあり、爪や指を剥いでしまう怪我をしました。やっぱり、いつも使う包丁の方が私に合っています。リンゴの皮を剥ぐように渋柿をクルクル回しながら皮を剥いでいきました。皮を剥ぎ終わると、その渋柿を紐を結びます。そして、その紐を棒に縛って渋柿を吊るしました。
好きな渋柿を選ぶ ピラーを使って皮を剥ぐ つるつる滑る渋柿
皮を剥いだ渋柿を吊るすと、次に消毒をしました。私はいつも40度のお酒を噴霧して消毒します。みんなの渋柿をお酒を噴霧して消毒したので、家庭科室はお酒臭くなりました。なお、数秒間熱湯に浸ける消毒方法もあるようです。
消毒した渋柿は家に持って帰ってもらいました。帰る直前に、風通しがよくてかつ雨が降り込まない場所で乾燥するよう言っておきました。次のコマに持ってきてもらいます。全員、美味しい干柿になっているでしょうか。
皮を剥いだ渋柿を吊るす 各渋柿を次々にお酒で消毒
田布施中学校理科室で2回目の科学体験がありました。1回目は化石のレプリカ作りでしたが、今回は本物の化石発掘体験をしました。化石と言っても有名な三葉虫や恐竜などの化石ではありません。樹の葉の化石です。葉は最も多く化石になっているようです。
何層も地層になって筋状になっている石を割りながら葉の化石を掘り出しました。ハンマーとたがねで石を割るため、小さな石の破片が飛んできます。その破片から身を守るため、保護メガネをかけ手袋を手にはめました。1時間位石を割ったでしょうか、子供達の半数が葉の化石を掘り出すことができました。
本物の化石を掘り出す体験をしている子供達
化石が入っている石は筋状になっています。その筋に沿ってたがねを当ててハンマーでたたくと、筋が剥がれるように割れます。この時、運が良ければ葉の化石が現われます。さらに運が良いと、葉脈がはっきり分かる化石や虫食い跡のある葉の化石が出てきます。私も子供達に混じって化石を探しましたが出てきませんでした。
石にたがねをあててハンマーで叩く 出てきた黒い葉の化石