先日、平山城址公園の東園を散策してきました。今回は、東園の西側につながる西園を散策してきました。西園は古くからあったので、20年位前から犬の散歩などでよく散策しました。しかし、犬が死んでからは行かなくなりました。約10年ぶりの西園でしょうか。
左上丸は堀之内里山保全地域、左丸は東園、右太丸は西園
平山城址と呼ばれるように、この公園には昔は城があったようです。切り立った崖に囲まれた尾根道が続く山は当時の城には最適だったのでしょう。なお、作られたのは戦国時代ではなく平安から鎌倉時代のようです。また、戦国時代のような石垣を作り天守閣があるような立派な城ではなかったようです。
平山城址公園西園の入口、動植物の説明と地図の立札
この西園i入口から30mのところに、平山季重(ひらやますえしげ)を祭った小さな神社があります。とても小さな神社で、むしろ祠に近い大きさです。しかし、800年も昔から地元の方が守ってきたのか綺麗に清掃されていました。そばに、とても幹が太い木(スダジイでしょうか)が一本立っています。
平山季重を祭った小さな神社、神社を覆うように大木が茂る
神社を見終わってから平山城址公園西園に入りました。東園と異なって急な階段がどんどん続いています。あちこちに休息用のテーブルやイスがあります。私もだいぶ前にボーイスカウトか何かでバーベキューに来たことがあります。このように西園はだいぶ前から子供達の野外活動としてよく使われてきました。
通り道に休憩用のテーブル 公園の一番下には池
公園をどんどん下の方に向かって歩いて行くと、小さな池がありました。水が湧いているのか、水が流れる音が聞こえてきます。魚はいないようですが、カエルの産卵場所にはなっているのではないかと思います。夏はうっそうとてしていますが、冬は木々が落葉して明るい公園になっています。
静かに水が流れている水たまりのような小さな池
池付近は東京薬科大学に接しています。以前この公園によく来ていた頃、この公園を突っ切って東京薬科大学内の道に出て我が家に帰っていました。池から尾根道に向かって歩いて行くと、ほど良いスロープの道に出ます。この道を通っていると、あちこちで笹を刈っている途中の斜面を見かけました。今、この公園は整備中のようです。
ゆったりとしたスロープを登る あちこちで笹を刈り取っている最中
スロープを登りきると尾根道に付きます。尾根道を100mばかり西に歩くと展望台に出ました。20年ほど前、この公園の北に面した日野市や八王子市を見下ろすことができました。しかし、木々が茂って邪魔をして遠くまで景色を堪能することができなくなってしまいました。ちょっぴり残念です。
日野市や八王子市を見下ろすことができる展望台
茂った木々が邪魔をして、景色はあまり良くない
展望台からの尾根道を東に引き返すと、この公園の再びスタート地点に付きます。この西園は古くからあるので、トイレなどの施設は充実しています。トイレ前のテーブルで10分位休んでから自宅に帰りました。2時間程度の散策でしたが、ほどよく汗が出た上に気晴らしになりました。
木の階段をゆっくりと歩く トイレ前テーブルで少し休憩