東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

我家の畳、総入れ替え

2012年10月15日 | 家族関連

 以前から気が付いていたのですが、我家の畳の上を歩くと所々でふかふかする場所がありました。そこで、その場所の畳をはいで根座を調べてみました。すると、触った瞬間に根座の一部が地面に落ちてしまいました。そして、さらに畳がふかふかするようになりました。もはや畳の上を歩けなくなりました。そこで、畳屋さんと大工さんにお願いして畳を調べてもらい根座を修理してもらうことになりました。

      畳をはいでいる畳屋さん         畳の下に敷かれていたシートを剥がす
 

 畳屋さんに来てもらって畳を調べてもらいました。すると、シロアリが食害している畳がたくさんありました。40年近く畳を敷いたままにしていたので、湿気のためシロアリが出たのでしょう。畳の表替えだけならば3000円で済ませることができますが、シロアリに食害されていたため畳そのものを取り替えざるをえないことが分かりました。畳一枚13000円位とのことですが、取り替えることにしました。

           すべての畳を取り外した後の居間、根座上の板があらわに


 最初、廃棄するため畳をすべて取り外してもらいました。次に、畳の下に敷かれていた防水シートも取り外しました。40年位前は防水シートを貼るのが常識だったそうですが、今は防水シートは貼らないそうです。湿気が溜まって結露するからだそうです。すべての畳が撤去されると、入れ違いに大工さんが来ました。そして、傷んだ根座を修理してもらいました。

  大工さんのトラックと、根座用の板           根座を修復中の大工さん
 

 修復中の根座を見ると、所々水で濡れた跡がありました。水が漏ったわけでもないのに、不思議です。梅雨時などに湿度で結露したのかも知れません。大工さんに根座を一つ一つ調べてもらい傷んで根座は全て新しいものに交換してもらいました。

       新しい根座に交換している大工さん、古い根座は色が黒くカビっぽい


 根座の修復が終わった頃、畳屋さんが新しい畳を持ってきました。そして、次々に新しい畳を根座板の上に敷いていきました。私が子供の頃、畳は冬などにすべて庭に出して干していたものです。干した畳を棒で叩いてゴミをはたき出したものですが、今は畳を干す光景を見なくなりました。一年に一度でも畳干ししていれば総入れ替えしなくても良かったのにと思いました。

          新しい畳の到着             新しい畳を敷いている畳屋さん
 

 新しい畳はいいものです。井草の香りが部屋中に満ちてきました。新しい畳を目の前にして母親も満足そうでした。今後できれば畳を毎年庭などで干したいと思います。そうすれば、あと50年は確実に畳はもつと思います。少なくとも私が存命の間は畳を交換することはもう無いと思います。

                   新しく敷かれた畳を目の前にして、満足そうな母親

コメント (2)
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