東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

小麦の種まき準備(4/6) 切株を取り除く2/2

2012年10月17日 | 麦,穀類,雑穀

 最後に残った強敵の切株を取り除きました。この切株、上から見てもそれほど太くないので、取り除くのは楽勝かと思いきや逆でした。根が四方に何本も伸びていたため、つるはしで叩いてもびくともしませんでした。春に幹を切ったので少しは枯れているのかと思いきや、小さな芽が出ていて切株は生きていました。そこで、根を一つ一つノコギリで切っていくことにしました。

            根が四方に伸びているケヤキの切株(小さな芽が出ている)


 根をノコギリで切る前に、切株の周りをスコップで掘りました。掘らないと、ノコギリが地面に当たって使えません。しかし、スコップで地面を掘るのがこれまた大変でした。切株の周りには太根からさらに細い根が縦横無尽這っていました。その細い根が当たって、なかなか掘り進めません。つるはしを使って細根を少しずつ切断しながら地面を掘りました。

        根を一本一本ノコギリで切断           切り出した一本の太い根
 

 ノコギリで根っこを切り出した後、面白いことに気が付きました。根の断面は円かと思っていたら、違いました。円ではなく楕円なのです。楕円の長い方が地上と地下を向いているのです。この根の不思議な断面を見て、熱帯の樹木の根板を思い出しました。この形の方が樹木を強く支えることができるのでしょう。

                   幹や枝の断面は円ですが、根の断面は楕円


 この太い根を6本くらいノコギリで切り出すと、ようやく切株がぐらぐら動くようになりました。つるはしを使って切株から出ている最後の細根を切断すると、するりと抜けるように切株が倒れました。腕や手がとても疲れました。近くのお店に行ってジュースを買ってきて、その切株に座って休憩しました。これで切株をすべて撤去することができました。

      グラグラし始めた切株               するりと切株が抜ける
 

コメント
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