東京に来た次の日(6月22日)、ユギ里山保全チームの方々と小麦の刈り取りをしました。このクラブは、ユギファーマーズクラブの畑チームが半年ほど前にそのまま分離独立したクラブです。活動場所は、以前のままで変わりません。私は東京にいた頃、どちらかと言うと分離独立を推奨していました。今回、その仲間達と久々に逢って小麦の刈り取りのお手伝いをすることにしました。昼食、おすそ分けしていただきました。Yさん、Mさんありがとうございました。
麦を刈り取っている方々 刈り取った麦を束ねる方々
ユギファーマーズクラブは発足して30年以上になりますが、当時のクラブ代表が亡くなった12年位前から高齢化に加えてクラブ内で考え方の違いが鮮明になってきました。ユギファーマーズクラブは、染色,畑、田んぼ,バードウォッチング,織物,炭焼き,養蚕などたくさんのチームや顧問のような方々から成っていました。私は、主に畑と田んぼをしていました。
そして、各チーム横断の活動もあり、例えば牛乳販売や牧草刈り取りなどの農家支援にも取り組んだことがありました。さらに、お茶を栽培してお茶にしたり、ソーセージを作るなどしました。落ち葉を集めて踏み込み温床を作り、その発酵熱で苗を育てたこともありました。また私の企画で、地域の方々を集めて里山の希少動物(サンショウウオ)保護活動の一環としての観察会を実施したこともありました。各人が自由にやりたい事をしていました。今や懐かしい思い出ばかりです。
しかし私が感じたことですが、自由すぎて無責任なケースがあった事、地域のかなりの農家に不評だった事実、実活動に出ないでおいて理念ばかり通す顧問がいた事、高齢化が進み若返りができなかった事、報告承認などが煩雑化して自由や意思疎通が損なわれるようになった事などの問題がありました。
これらの問題のためか、長い間に各チームは分離,独立,解散していきました。最後1年前に残ったのは畑と養蚕のチームでした。養蚕チームは自主独立で運営しているようですので、畑チームの分離独立をもって、ユギファーマーズクラブの実質的な解散ではないかと思っています。なお田んぼは、私以外に作業できる人がいないため他のクラブに移譲しています。
束ねた麦をはさに掛ける方々 農作業小屋脇に掛ける方々
私は、これまでユギファーマーズクラブで15年以上農作業を楽しんできました。そのかたわら、田んぼでお米作りをしながら近隣の小学校,中学校,高校,大学と協定して、生徒達に田植えや稲刈りなどを体験をさせる活動もしました。その他、地域の方々,専門学校生,ボーイスカウトなどとも。
この山口県では、畑や山がいくらでもあるのですが、たった一人で農作業するのはしんどいものです。無農薬の小麦やお米、そして野菜、果物などを作って加工することを楽しむ会でも作ったら面白いかなと思っています。例えば、白菜を育てて漬物を作ってみるとか,大根を種から育ててたくあんを作るとか,桃の袋かけをして収穫し食べてみるとか,小麦を作って刈り取り/脱穀/製粉してパンを作ってみるとか。はたして、この田布施町でこのように自分で作物を作って農産加工して楽しんでみたい人がいるでしょうか。
一緒に小麦の刈り取りを楽しんだ、東京の仲間達
ところで、私は家内と買い物の約束があったので午後仲間達と分かれて帰りました。その後、家内と一緒に道の駅(八王子滝山)に買い物に行ってきました。家内は以前からこの道の駅に行ってみたかったようです。この道の駅は、八王子から青梅や奥多摩に行くルート上にあります。このため、私は以前からこの道の駅を知っていました。しかし、実際に行ったのは今回が初めてでした。
地元の野菜がたくさん並ぶ 喫茶コーナーも併設
家内はショッピングが好きのようで、ぐるぐると同じコーナーを品定めしながら回ったり店員に聞くなどしていました。私は、もっぱらカゴを持って家内の後ろに付いてのお供でした。1時間くらいショッピングを楽しんでしょうか、そのうち雨が降ってきたため家に帰ることにしました。
田布施町の交流館も道の駅のようなものです。しかし、今回行った道の駅(八王子滝山)は人口約60万人の八王子市にあります。田布施町と八王子市の人口規模の違いが、店の規模に現れていました。ただし駐車場は、田布施町交流館の方が広大です。これまた土地が狭い都市と、土地が広い地方の差でしょうか。
雨が降りはじめ、路面が濡れた道の駅(八王子滝山)