東京に来てから3日目(6月23日)、家内と青梅,奥多摩方面をドライブしました。八王子から五日市を通り過ぎて、青梅に入りました。ちょっと寄り道して、新婚時代に住んでいた東青梅駅近くのマンションに寄ってみました。そのマンションは色が塗り替えられていましたが、30年前そのままに残っていました。思い出がたくさん詰まった懐かしの青梅街道をゆっくり走り、奥多摩方面にに向かいました。そして、奥多摩湖に着きました。
湖畔の「奥多摩 水と緑のふれあい館」 湖に水没した村の記念碑
この奥多摩湖からJR奥多摩駅にかけて、「むかし道」と呼ばれるハイキングコースがあります。このコース、古来から使われてきた渓谷沿いの古道です。昭和の初めまで村人が牛馬と一緒に歩いたであろうこの古道を、家内や子供達とのんびりと歩いたことがあります。今や懐かしい思い出です。
空梅雨で湖面が大幅に下がっていた奥多摩湖
奥多摩湖畔で休憩した後、車で20分位走ると丹波山村と小菅村への分かれ道にさしかかりました。道を左に分かれ、小菅村方面への橋を渡りました。そして、橋の袂にあるお蕎麦屋さん「陣屋」でお昼にしました。私は山菜蕎麦、家内はとろろ蕎麦にしました。このお蕎麦屋さんは、数年前にテレビで紹介されて以降いつも賑やかです。店内は、バイクに乗って奥多摩をツーリングする人で溢れていました。このお蕎麦屋さんの駐車場は、いろんなバイクの展示場のようでした。
奥多摩周遊道路へ渡る橋 橋の袂のお蕎麦屋さん
お蕎麦を食べ終わると、今度は奥多摩周遊道路(旧奥多摩有料道路)を走りました。私が20歳代の頃、原付バイクで横浜から来たことがあります。早朝横浜を出て、夕方遅く横浜に帰り着きました。その頃は有料でしたが、今は無料です。その旧奥多摩有料道路をどんどん登って月夜見第一駐車場に着きました。2年ほど前に来たときは絶景でしたが、今回は梅雨シーズンの事もあり、曇っていました。下界を見ると、つい2時間ほど前にいた奥多摩湖が曇って見えました。
月夜見第一駐車場から奥多摩湖を見下ろして
月夜見第一駐車場を出て数分後、今度は浅間尾根駐車場に行きました。そこからは、都心方面を見下ろすことができます。やはり、曇っていたため都心のビルを見ることはできませんでした。3年ほど前、同じ駐車場で新宿副都心のビルが小さく見えました。今は梅雨のシーズンですので、景色に期待することは無理のようです。
残念ながら、新宿副都心は曇りで見えず
奥多摩周遊道路を走り終わると五日市に着きました。久しぶりに黒茶屋に寄ってみることにしました。15年位前でしょうか、今は病んでいる家内の母親を招待してこの黒茶屋に来たことがあります。
黒茶屋入口の門 古い水車のお出迎え
この黒茶屋を知ったのは、何かの情報で苑内に古い農機具などが陳列されていると聞いたからです。そして、古い農機具を見るためにこの茶屋に来たのが、以降何度も来るようになったきっかけです。苑内全体が緑の中にあり、建物も古民家を移築したのではないかと思われます。梅雨のシーズンは、苔むした茅葺き屋根がとても趣があります。
梅雨のシーズンは特に、趣がある黒茶屋苑内
コース料理もあるのですが、今回は立ち寄りです。奥多摩渓谷を望むカフェテラスで軽く飲食することにしました。その前に、カフェテラスで食べるおやきを苑内の売店で買いました。作りたてなのでしょう、ほんわか暖かく食べごろのおやきでした。
苔むした風情いっぱいの黒茶屋 苑内の売店でおやきを購入
初夏にもかかわらず、渓谷から吹き上げる風の涼しかったこと。注文したコーヒーをゆっくり飲みながら、カフェテラスで家内と談笑しました。日曜日にも関わらず混んでおらず、のんびり座ることができました。時間の流れがとてもゆっくりに感じられました。
奥多摩渓谷を見下ろしながら、カフェテラスでのんびり飲食
カフェテラスで飲食を済ませると、渓谷沿いの小道をあちこち歩きながら緑に包まれた苑内を散策しました。渓谷からの涼しい風を浴びながらの森林浴と言ったところでしょうか。しばらく苑内を楽しんだ後、八王子の我家に帰りました。
渓谷から吹き上げる涼しい風 苑内の小道をあちこち散策