久し振りに奈良の大岩を訪れました。その場所には駐車場がないため田川邸に置かせていただきました。ちょうど田川さんがおられました。ハゼの実ロウソクについてや、チクチクの会が田川邸に戻って楽しく活動していることなどについて談笑しました。少し前に広島のはぜろう女子会がろうそく作り体験に来たそうです。数年前に私も岩国の方がはぜろう体験をしたいとのことで紹介しました。ところが体験を主導する方が体調不良で中止したことがありました。
さて、田川邸から直接大岩に行こうとしましたが、今は草が茂って行けないとのこと。田川さんのご厚意で車に載せていただきで近くまで連れて行っていただきました。ありがとうございました。
久し振りに来た大岩、水色は古代の海岸予想位置
ところで、大岩にやって来た理由は小学校でこの大岩についてお話をするかも知れないからです。石の成分,大きさ,そして丸くなった理由について確認するために今回大岩に来ました。なお、9年前に大岩の大きさや形状などを計測したことがあります。その後再調査したこともあります。また神主さんをお呼びしてお祓いをしたこともあります。
近所の古老のお話から大岩の南部分の地下がえぐれていることが分かっています。南側は湿地になっており古代において海だったことが予想されます。そのことを考えると波によって南側がより侵食されて深くえぐれたと考えられます。大岩そのものは硬い花崗岩であるため風化に耐えて今に残っています。ところで、奈良地区には石城山の山姥とこの大岩に関わる面白い伝承が残っています。
大岩の調査が終わると、ブルーベリー農場やぴんころ地蔵尊を見ながら田川邸に戻りました。
なぜか丸い形状の大岩 ブルーベリー農場 ぴんころ地蔵尊