東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

試行錯誤中、紡いだ単糸を間違って双糸に紡ぐ(3/5)

2022年01月10日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色



 撚りの方向によって双糸がどう変わるのか実際に試してみることにしました。そのため、もう一度単糸を紡いでから双糸にしてみました。まずは、単糸を30m位紡ぎました。その単糸をかせくり器にかけてから二つに切り分けました。そして、片方の束を染色します。その後、染色していない単糸と染色した単糸の、撚りの方向を変えた二つの双糸を紡ぎます。そうすることによって、紡ぎ上がった二つの双糸の違いを見ようと思います。

          かせくり器にかけて二つの束に分けた単糸


 誤って紡いだ双糸(下撚りも上撚りもZ撚り)は100m以上もあります。ほどくのは大変です。そのため、あらたに単糸を紡ぎました。長さは目算ですが30m位紡いだZ撚りの単糸です。使ったのは海田ファームの羊(きなこ)の羊毛です。田布施農工高校の羊よりも紡ぎやすいので重宝しています。ところで、誤って紡いだ経糸は何かに使えるかも知れません。そのため、捨てないで取っておこうと思います。

  羊(きなこ)の毛糸    かせくり器にかける     毛糸の端を結ぶ
  

 あらためて足踏み紡ぎ機で紡いだ毛糸はボビンに巻かれています。そのボビンから毛糸をほどきながら、かせくり器に巻いていきました。およそ半分位巻いたら毛糸を切り離しました。そして、毛糸の端と端を結び、束がほつれないように赤色の毛糸で二ヶ所結びました。これで、かせくり器から外すことができます。残りの毛糸もかせくり器に巻き付けて同じように束にしました。出来上がった二つの束の毛糸の片方を、次に濃く藍染めします。

 ほつれないように赤糸で二ヶ所結ぶ     毛糸をかせくり器から外す
 


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