毎年の事ですが、雑穀である稗,シコクビエ,アマランサスを収穫しました。これらは食べるためではなく種継ぎのための収穫です。
その昔、山梨県,静岡県.長野県などの山間地域の昔の生活に興味を持っていました。特に当時の農業を調べていました。そして、当時存命だった古老を訪ねていました。その時にいただいた雑穀の種を保存目的で今も種継ぎしています。
今年はスズメの被害が無く、大きく実った稗の穂
当時古老を訪ねていて面白いことがありました。ある山間地域の古い家を調査のため訪れた時のことです。獣除けの板塀で囲まれた立派なお屋敷でした。何故だか中に招き入れられて歓待をうけたのです。いろいろなご当地料理をいただきました。歓待のわけを遠回しに伺うと、後を継いでくれる養子を探しているとのこと。私を独身だと勘違いしたようで、その家のお嬢さんと家族とで妙な雰囲気で食事をしました。
私が古老に会うなどして伝統農業などを調査していることを聞いたのでしょう。もし私が独身だったならばその家を継いだでしょうか。そうなったならば、その山間地区の伝統農業,伝統料理,伝統文化を引き継いだかも知れません。そのお嬢さんは養子を見つけることができたのでしょうか。・・・・40年位前の出来事です。
刈り取ったシコクビエの穂 種が極小のアマランサスの穂
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