東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

畑の急斜面を草刈り(1/4)

2011年10月20日 | 草刈り,整地

 田んぼに面する畑南側の急斜面を草刈りをしました。この急斜面は6月に草刈りしたので4ヶ月ぶりの草取りです(8月に里芋周辺の一部だけ草刈り)。この4ヶ月の間にずいぶんと草が伸びていました。一番はびこっていた雑草は、マメ科の蔓性多年草雑草である葛(くず)です。

                斜面を覆うように茂っていた葛、カマで取り除く


 この雑草は伸びた茎が草刈機に絡みつくので大変です。最初、カマを使って葛だけ取り除きました。葛の茎をカマで切り取って、葉と茎をからめるように巻いてまとめます。巻いた葛は、斜面を転がすようにして下に落とします。特に硬い根元は、カマを振り下ろすようにしないと刈れません。

         草刈り開始前の急斜面         葛をほぼ取り除いた急斜面
 

 急斜面を覆っていた葛を取り除くと、急斜面の一部は地面が顔を覗かせます。あとは、草刈機を使って、残った雑草を綺麗に刈り取ってしまいます。葛は地下茎が地面下に残っています。春になると、この地下茎から新たな茎や葉が芽生えてきます。

                葛を取り除いた後、草刈機で綺麗にした急斜面


 葛は、藤に似た綺麗な紫色の花を咲かせます。そして、モロッコインゲン位の大きさの豆が実りますが食用にはできません。なかなか防除が難しい厄介な雑草です。なお、地下茎には良質な澱粉が貯蔵されています。この澱粉を取り出したものが葛粉(くずこ)です。

     草刈り前の、小屋に通じる坂道      草刈り後の、小屋に通じる坂道
 

 今は10月、これからどんどん冬に向かって寒くなります。これからは雑草も伸びないので、次にこの急斜面を草刈りするのは5月頃になります。その前の4月、この斜面は綺麗なタンポポなどが咲くお花畑になります。

      草刈り前の小屋前                  草刈り後の小屋前
 

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