東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

規格化したわらで、ほぼろ版買物籠を製作(8 /11)

2024年01月27日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 2月中旬にわら細工民具「ほぼろ」の講習会を開きます。この日までに、2作品ほどわら細工の買物籠を作っておこうと思います。今回は底を編むのに苦労しているやや大きめの買物籠の手さげ紐を編みました。
 これまではわらを三連に撚って作りましたが、今回は乾かした芭蕉(バナナとよく間違えられる)の葉軸を使いました。芭蕉の葉軸は太く柔らかいので、撚らないで三本を三つ編みにしてみました。

        買物籠の手さげ紐を芭蕉で製作、乾燥後に取り付け


 我家に昔から生えている芭蕉、去年の春に一株を日当たりの良い場所に植え替えました。場所が良かったのか株が一つから三つに増えました。晩秋になって葉を収穫して乾燥しておきました。その乾かした葉の軸だけを取り外して、三つ編みして手さげ紐にしました。

  去年植え替えた芭蕉    乾燥中の芭蕉の葉    水に浸して柔らかく
  

 沖縄では芭蕉の繊維を取り出して芭蕉布と呼ばれる布を織るそうです。それだけ繊維が丈夫なのでしょう。今回手持ち紐に加工した芭蕉、乾燥した後に買物籠本体に取り付けます。そして、中敷を入れてようやく買物籠が完成となります。私は創作しながらのんびり買物籠やポシェットなどを作るため、なかなか完成に至りません。

  芭蕉の葉軸三本を三つ編み中        完成した手さげ紐を乾燥
 


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