東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

春のわら細工民具「ほぼろ」製作講習会

2024年05月04日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 入念に事前準備したほぼろ製作講習会を無事に終えました。前日まで不安定な天気でしたが、講習会当日は久しぶりに快晴でした。日除けのためタープを張りました。二つのタープを連結して張りました。広い芝生でしたが湿っていたためブルーシートを敷きました。
 参加された方々のうち、大人は主に買物籠を子供達はペットボトルケースを製作しました。買物籠は側面と底が一体構造のため編み方が難しく完成には至りませんでした。次回夏の講習会で完成すると思います。ペットボトルケースは私の支援もあり肩紐付きにして完成することができました。次回はより難しいほぼろにチャレンジして欲しいと思います。

            ほぼろを製作した大人と子供達


 当日早朝8:30に会場の旧観光協会おいでえに着きました。トイレが使えるように家の鍵を開けました。次に、二つのタープを連結して芝生の上に張りました。久し振りにタープを張りましたが、一人で難なく張ることができました。わらを水をかけ、ブルーシートを敷き、縄や紐の準備などが完了した頃に講習会参加者がみえました。

 会場に荷物を下ろす    芝生にタープを張る     馬や駒の準備
  

 最初にする作業は、水に湿らせたわらを叩いて柔らかくすることです。湿らせたわらを一つかみ持ち木槌で叩きます。ある程度叩くと余分なわらの葉などを取り除きます。参加した小学生には木槌は重かったようです。大人は片手で持って叩けますが、両手で持って叩いてもらいました。

        木槌が重かったようで、両手で持ってわらを叩く


 わらの準備ができると、いよいよほぼろの製作に取り掛かりました。大人の方々はこの講習会に来たことがある方々ですので、私は時々アドバイスするだけで済みました。ところが、子供達はほぼろ製作が初めてです。最初から最後まで教えました。最後に肩紐を取り付けて完成しました。
 事情により欠席された方がいましたが今回は私を含めて6人でした。この位の人数が私にとって教えやすいことに気が付きました。これ以上の人数になると、講習者一人一人を十分に教えることができない事態になることがあります。今回は天気も良く、談笑しながら楽しく講習できたように思います。

     ほぼろを製作中の父娘       難つかし目の買物籠を製作中
 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 春のわら細工民具「ほぼろ」... | トップ | いただいたマオランをようや... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

綿栽培,糸つむぎ,織り,染色」カテゴリの最新記事