すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

下衆な本音でサヨウナラ

2011年06月13日 | 教育ノート
 学校報のネット版として続けていたブログ「三つの輪Web」を閉鎖した。
 詳細については書くべきことでないと判断しているが、自分なりの総括はしてみたい。

 前任校で始めた学校ブログのきっかけは、学校ホームページが盛り上がっていないなあと感じたことだった。ある依頼によって近隣の学校ホームページを隈なく調べたところ、あまりに活気がない。
 紙版の学校報発行だけでは少し物足りなさを感じていた自分にとって、その現状を見たとき頭の隅っこに置かれていた言葉が蘇ってきた。

 情報教育支援員の方が言ったこと。
 「ブログでアップするのがかなり簡単だと思うし、日常的ですね」

 情報教育の研究分科会で、ある校長先生が語ったこと。
 「校長が、自分でやるのが一番いい」

 ある面でかなり単純な性格そのもの、とにかく新しいモノには近寄りたい性向のある私には、むくらむくらとやる気が生じたのだった。

 実施に向けていくつかのハードルはクリアした(いや、これは跳び越えたと言っていいのか、踏み倒してきたのか、定かではないだろう)。広告削除やコメント設定など自分でできそうなこともした。
 何より保護者への説明を事あるごとに行いながら、小さな山沿いの学校でスタートした。
 世帯数や地域性も関わるのでアクセス数は思ったほどは伸びなかったが、いくつかの嬉しい感想をいただき、実感できることがあった。

 ブログを読んでくれる人は、学校の大きな味方となっている

 そして、現任校に来てからも規模は違うがやってみようと考え、準備をして5月半ばからスタートさせ、2年あまり継続できた。
 
 現任校での総記事は全部で452。
 授業日数より多いのでこれは合格点をあげてもいいのではないかと思う。
 記事そのものの形でデータ保存しようと思ったので、一つ一つ貼りつけながら残しておくこととした(もっと簡単な方法があるのかなあなどと思いつつ、約6時間…ああ頑張った)。

 形式は、児童の活動写真中心で構成したのだが、なんだか2年前の方が迫力が感じられる…うっ、これはマンネリか。
 子どもの姿を撮ることは、やはり自分も躍動的でなければならないし、その意味では様々なアングルを試せなくなったことは…惰性?老化?限界?…怖いことばが浮かんでくる。

 毎日ブログにかける作業時間は20分ほどだったが、日課的になっていたので、正直少し寂しい気持ちがある。
 ただ、閉鎖を決めた問題点について議論を避けたのは、ネット活用推進そのものに有効でないと考えたこともあり、自分としては早く切り換えて、また違う形でホームページに関わろうと既に決めている。

 それにしても更新率で秋田県1位(日本の学校・全国の学校サイト検索)は一回でいいから取りたかったなあと、万年3位だった悔しさという下衆な本音を出して終わる。