松下幸之助の本など読んだことがあったろうか。
PHP誌は何度も手にしたことがあるので、その文章に触れていることは確かだが、まとまって読むのは初めてだろう。
『リーダーになる人に知っておいてほしいこと』(松下幸之助 PHP研究所)
確かに含蓄のある語りである。
「松下政経塾の未公開テープ 約百時間から厳選された成功の知恵」ということだが、構成の良さもあって読みやすい。
素志貫徹
政経塾の五誓の一番目に挙げられるこの言葉は、シンプルだけれども考えさせられる。
「初志貫徹」ではなく「素志貫徹」。
「初志」と「素志」の違いは、奥深く思える。
簡単に解釈できないかもしれないが、流れからいえば初志がある程度堅くなった姿としての素志、集中した強いイメージと細いけれど長いイメージ、単発と継続、発想と経験…そんな対比も思い浮かぶ。
素志とは、ある程度の積み重ねや持続的な願いを感ずる言葉だ。
語った言葉として「素志」が表されている部分はない。
文中から拾って解釈しようとすれば、次のようになるだろうか。
初志を貫くこと
自分の思いというものは、その思いそのものにまちがいがなければ必ず達成できる
行動の善なることを信じてやる
素志を持つとは、つまり行動している姿である。
PHP誌は何度も手にしたことがあるので、その文章に触れていることは確かだが、まとまって読むのは初めてだろう。
『リーダーになる人に知っておいてほしいこと』(松下幸之助 PHP研究所)
確かに含蓄のある語りである。
「松下政経塾の未公開テープ 約百時間から厳選された成功の知恵」ということだが、構成の良さもあって読みやすい。
素志貫徹
政経塾の五誓の一番目に挙げられるこの言葉は、シンプルだけれども考えさせられる。
「初志貫徹」ではなく「素志貫徹」。
「初志」と「素志」の違いは、奥深く思える。
簡単に解釈できないかもしれないが、流れからいえば初志がある程度堅くなった姿としての素志、集中した強いイメージと細いけれど長いイメージ、単発と継続、発想と経験…そんな対比も思い浮かぶ。
素志とは、ある程度の積み重ねや持続的な願いを感ずる言葉だ。
語った言葉として「素志」が表されている部分はない。
文中から拾って解釈しようとすれば、次のようになるだろうか。
初志を貫くこと
自分の思いというものは、その思いそのものにまちがいがなければ必ず達成できる
行動の善なることを信じてやる
素志を持つとは、つまり行動している姿である。