すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

寄り道、まわり道を充実させる

2011年10月17日 | 読書
 『不思議なノート法』(きこ書房)と題された本を見てみたら、それは「マインド・マップ」のことについて書かれたものだった。

 なんとなく名前だけは知っていたが、実際に自分で試したりしたことはなかった。

 以前、「ウェビング」という手法もあったなあ、どう違うんだろう…などとぼんやり考えていて、研修や授業に使える方法についてもうちょっと勉強してもいいんじゃないかという気になった。

 検索したら、独立行政法人の教員研修センターから、こんな冊子が出ていた。
 http://www.nctd.go.jp/pdf1/tebiki.pdf

 かなりよくまとめられている。
 しかし現場で使いこなすには、リードする方の学習、そして計画性、見通しが必要なのだろうなと思う。

 とりあえず、マインド・マップとウェビングについて調べてみる。

 共通点は、どちらも課題を分析、分類する手法として区分されていること。
 自分としては拡散的なイメージを持っていて、どちらかといえば創造的思考を高めるものととらえていたが、肝心なのは、その過程を通しての気づきや作成後の分析ということなのかな。

 大きな違いがはっきりした。
 マインド・マップは「広げる」、ウェビングは「つなぐ、結ぶ」が、主たる概念だということ。
 どちらも拡散性、関連性を色濃く打ち出しているが、双方は思考の流れが違うのだ。

 だから、ウェビングが「チームで思考を広げていくのが特徴」ということも言える。
 マインド・マップは絵も使える点が柔軟であり、より感覚的にとらえられるだろう。

 いずれにしても、最適解への最短距離を目指した学習や研修が、あまり流行らなくなっていて、「寄り道」や「まわり道」の充実が強調されていると強引にまとめることができる、か?

 スムーズに参加できるために必要なことを、あれこれ考える。