すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

考えていない読書

2012年10月18日 | 雑記帳
 ホームページにある読書記録を整理したら、今年もどうやら100冊は読破できたようだ。
 http://homepage3.nifty.com/spring21/hondana.html

 再読本が10冊ほどあるが、それも自分なりに意識しながらの記録だったので、順調と言えよう。
 あとふた月あるので、久々に130ぐらいはいけるだろうか、と思う。
 ただし、量は順調でも(読みの)質は、スカスカだ。

 読まねばならないと手にいれてある新刊書は、読みかけのままだったり、手が伸びないままだったりする。
 野口芳宏先生の『国語科 授業の教科書』。
 それから堀裕嗣先生の『一斉授業10の原理・100の原則~授業力向上のための110のメソッド』。
 まとまった時間が取れないなどと言い訳しながら、手元に置いておくだけで、結構元気が出たりするので、机上に平積み(笑)している価値ある本だ。それだけ名前にパワーがあるということか。
 すごい言い訳だ。

 そういえば、雑誌を見ていたら、面白い表現を目にした。

 「受け身の読書」

 能動的に、ぜひその本を読もうとする積極的な読書でなく、自分の(他人の)家の書棚に並べてあるような誰かの本に手を伸ばしてみる読書だそうだ。
 たまたま読んだような本に興味が惹かれていくという体験は、それなりに貴重かもしれない。
 しかし、そんな体験もしているわけではない。

 自分の中にも問題意識はあると思うが、選んでいる(ような)本を改めて眺めてみると、どうも能動的なのか、受動的なのか、よくわからなくなってくる。
 まあそんなことはともかく、「読めばいいのだ」(by宇佐美先生)だろうか。

 それにしても、なんせ今読んでいるのは『考えない人』(by宮沢章夫)であるわけで…。

 読んで読んで、そのはてに「考えない」が表れたら、それはそれなりに面白い。