『あなたの夢はなんですか?』 (池間哲郎 致知出版社)
表紙に書かれてある,正式な?題名は,こうである。
あなたの夢はなんですか?
そのとき少女はこう答えた。
私の夢は
大人になるまで
生きることです。
あるブログで紹介されていて反射的に購入したので,内容に関しては少しも予備知識がなかったのだが,この全部の題名を見ると,察しのつく部分はある。
世界中に多くの恵まれない子がいて,今こうしている間にも病死,餓死している子がいることを知らないわけではない。
それでも詳しい実態について,まだまだ知識としても行きわたっていない気がする。
現に私自身はモンゴルの「マンホール・チルドレン」のことは,この本で初めて知った。
そこに書かれてある現実は,言葉で「過酷」と書いただけでは何も表現していないような気がさせられる,それほどの「生」である。
著者は,一泊であってもそうした子たちと同じ生活をすることを自分に課しているそうだが,マンホールだけは二時間でギブアップをしなければいけない現実(これは病気とのかかわりである)に直面していた。
そういう行動力を持つ方だからこそ,書けた著のように思う。
自分や周囲のことを省みると,恥ずかしい限りだから,だからといって悲観したり,落ち込んだり,または居直ったり,突き放したりしてはいけないと思う。
筆者のまとめとしてのエピローグは,「ボランティアとは何か」ということについて,語られている。
実に坦々としていて,しかも読む人にエネルギーを与えてくれる。
理解すること,少しだけ分けていただくこと,そして自分自身が一生懸命生きること。
この三つのことを心からお願いしたいと思います。
みんなできるはずのこと,である。
表紙に書かれてある,正式な?題名は,こうである。
あなたの夢はなんですか?
そのとき少女はこう答えた。
私の夢は
大人になるまで
生きることです。
あるブログで紹介されていて反射的に購入したので,内容に関しては少しも予備知識がなかったのだが,この全部の題名を見ると,察しのつく部分はある。
世界中に多くの恵まれない子がいて,今こうしている間にも病死,餓死している子がいることを知らないわけではない。
それでも詳しい実態について,まだまだ知識としても行きわたっていない気がする。
現に私自身はモンゴルの「マンホール・チルドレン」のことは,この本で初めて知った。
そこに書かれてある現実は,言葉で「過酷」と書いただけでは何も表現していないような気がさせられる,それほどの「生」である。
著者は,一泊であってもそうした子たちと同じ生活をすることを自分に課しているそうだが,マンホールだけは二時間でギブアップをしなければいけない現実(これは病気とのかかわりである)に直面していた。
そういう行動力を持つ方だからこそ,書けた著のように思う。
自分や周囲のことを省みると,恥ずかしい限りだから,だからといって悲観したり,落ち込んだり,または居直ったり,突き放したりしてはいけないと思う。
筆者のまとめとしてのエピローグは,「ボランティアとは何か」ということについて,語られている。
実に坦々としていて,しかも読む人にエネルギーを与えてくれる。
理解すること,少しだけ分けていただくこと,そして自分自身が一生懸命生きること。
この三つのことを心からお願いしたいと思います。
みんなできるはずのこと,である。