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笑う「老人」の原則

2018年09月18日 | 雑記帳
 三連休かあ、と格段の喜びも感じない生活になっていることを感じる。今回は地元のお祭りでもあるので、それなりの陽気さはあるにしても取り立てた役どころもないので…と思っていた最終日。「はいっ、これ」と娘から、なんと敬老の日プレゼントを孫名義(笑)でもらってしまった。


 そうか、敬老の日か。口では老人だ年寄りだと言ってるわりに、実際にそんな気分かといえば、気持ちは十代とさして変わらず(大笑)、ただ現実的に身体の衰えは確実に近づいてきていて、最近は寝る時は「冷えピタ」が離せない(爆笑)有様なのだ。「老」を労わられても仕方がない。



 頭痛など若い時分からあったではないか、身体を気にかける暇があるから増幅するのだと、あまりにいい秋の青空を眺めていたら、初夏にやり残したデッキのペンキ塗りを思い出した。通販で買ったキシラデコールという塗料の缶を開け、2時間弱、少し汗ばむいい作業ができた。


 ペンキ塗りや草むしりといった、いわゆる単純作業のときに時々思い出すことがある。それは酒井式で著名な酒井臣吾先生の言葉だ。何度か直接お話を聞き、横手で下の娘と一緒に実技指導をうけたこともある。いつも心の中が満たされる時間だった。酒井式指導の原則は四つだ。

 ◆踏ん切る(見切り発車をおそれない)
 ◆集中する(かたつむりの速さで線を描く)
 ◆「良し」とする(結果を肯定する)
 ◆それを生かす(間違いもプラスの方向へ)


 校長になって2年目、5年生の図工授業を1年間受け持たせてもらった。その折、描画に限らず4つの原則を繰り返し言って聞かせたことを覚えている。学習や仕事の日常にぴったり当てはまると信じていたからだ。ふと「老」を生き抜くことも全く同じと気づく。「笑」にも近づく。