すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

大河から片足抜いてみた

2019年11月25日 | 雑記帳
 この大きな流れのなかにどっぷり浸かってしまったのは、いつだったろうか。もう十年以上は経っているはずだ。そこに身を任せていて支障ないのだが、なんだか流れが速くなったり、少し汚れてきたり、別にここでなくともいいはずだよと内なる声が聞こえてきたり…ということで、AmazonPrime会員止めました。


 気どった書き方をしたけれど、年間3900円払うメリットが正直今の自分にはあまりないと考えた。学校現場に居た頃は「すぐ手に入れたい」という本が結構出てきたので、大きな魅力だった。それ以外では無料ビデオはどうにも観る時間がないし、音楽は他でも代替可能だろうし、都会人向けのサービスは届かない。


 さらに会費が1000円値上げされる。ここに居続ける積極的な理由は見つからない。確かに速さや広さからすれば、他の通販サイトより有利な面が多いようだ。しかし、漫然とサービス利用を続ける環境(あるいは立場)を見直すにはいい機会だ。一冊の本が手元に届くための労働への想像が希薄になっている気もする。


 もちろんたった一つ止めたから何か変化するわけでもない。ただここから多方向に広げたい思いはある。それは絶縁能力を高めていくこと。自分を見失わないための素地になると思う。…そう書きながら、止めた当日にすぐ取り寄せたい本が出てきて、まず覗き込んだのがこの大河サイトだったのは、笑わせる話だ(いや、笑えない話だろう)。