すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

出来ることを確実に

2020年04月01日 | 雑記帳
 新年度が始まった。こんな心持ちでのスタートになるとは予想できなかった。2020年が印象深い年になることは、なんとなく私的な年回りのジンクスで感じていたが、記憶にない積雪の少なさに驚いた冬の終わりから、こんな災禍が待っていようとは…。それが個人や限定された地域ではなく世界の大半を覆っている。



 今の事態を「戦争」に喩えることはけして大げさではないだろう。攻撃をうければ、命の危険まで脅かされる。侵略されるイメージと言える。やっかいなのは、「敵」の姿がきわめて見えにくく、ゲリラのような展開をみせることだ。侵入を防ぐための意識変革は個人差が著しい。そうした中での防衛は非常に困難だ。


 組織に務める者には、ある目的を達成するために日々の業務がある。それ自体変わりはしないが、今取りあえずの障害があまりに大きく、その除去に疲弊するかもしれない。しかしこういう時だからこそ落ち着いて、よく考え、状況を見きわめよう。新しい試みを生み出す努力をしつつ、出来ることを確実にこなそう


 図書館のエントランス掲示を変更する。『今月の言の葉』と題し、詩や文章の一節を4編掲げた。小さい子から大人まで対象とする。勤務した様々な学校でも廊下や階段に詩を貼ってきたのは、T先生の掲げる「詩と絵のある学校」の影響だろう。T先生もまたここの館長だった。詩は明日への一助になると信じている。