すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

試され、問われていると思う

2020年04月16日 | 雑記帳
 二月の半ば頃だったろうか。職場の事務室で軽く咳ばらいをした人へ、冗談めかして「おっ!」と声を出したら、「そういうのは、コロハラって言うんですよ」と笑って返された。そういう余裕があった。今は正直、そういう反応はできないかなと思う。そこからの二ヶ月の経過、国や自治体の動きは深刻さを増している。


 何より心配していたことが今朝の新聞に載った。一定の信頼性はある記事だと思う。何より対象者にとっては「心的現実」であることは間違いないのだ。先月、日本赤十字の「新型コロナウィルスの三つの顔~感染するのは病気だけでない」という資料を見つけ、FBやブログでシェアしたり、館内に掲示したりした。


 幸いなことに目に留めてくれた人もいたようだ。その方々には少しでも「心のワクチン」になっただろうか。感染症は、「病気そのもの」をもちろん指しているが、それと同様「不安と恐れ」、そして「嫌悪・偏見・差別」が付きまとう。目に見えない特徴を生かして、人間の弱いところに付け込むと言っていいだろう。


 今年も早蕨を見つけることのできる幸せ 2020.4.16

 試されている、と思う。まず自分自身がどう向き合うか。そして、家族も含めた周囲との関わり。築き上げてきたことは本物か。国や県、市町村単位の動きは、私達が選び作りあげた組織が機能するかどうかに過ぎない。問われている、と思う。いったい、何を守りたいのか。誰を守りたいのか。そのためにどうするか。