すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

これならと選んだ2冊は…

2020年05月18日 | 雑記帳
 で、どうする。

新着本からでも選んでみるかと手に取ったのは…

 『ウォッシュバーンさんがいえからでない13のりゆう』
  (中川ひろたか・作  高畠那生・絵  文溪堂)




 今年1月の初刊。興味がわく題名だ。
 「題名読み」だけでは、何か辛いことでもあるのかな、家の中にとんでもない理由があるのかな…と予想するが、実は…

 「ウォッシュバーンさんは おうちから いっぽも そとに でません。なぜかって? ウォッシュバーンさんはいうのです。」
というイントロからスタートし、

 「だって そとに でたら ~~~~かも しれないじゃない

 と、続くパターンである。
 リズムとテンポのある繰り返しに添えられる、シンプルな絵が楽しい。
 そして結末は意外なことになる。

 これは良さそうだ。高学年ならこの流れのユーモアを感じるだろう。


 では、もう一つはタイプの違う本で攻めてみるかと、誰もいない絵本コーナーで漁ってみる。
 読み聞かせなのでやはり大判のものが良いし、できれば文字も大きいといいなあ(齢を感じるねえ)。

 『ヤクーバとライオン』
  (ティエリー・テデュー作  柳田邦男・訳  講談社)




 アフリカ奥地の小さな村を舞台としたお話。
 一人の少年の通過儀礼(ライオンと戦い勝利した者が戦士として認められる)の顛末を描く。

 あまり言葉は多くないが、感動的な結びとなる。

 これはいい。ふと見ると続編もあり、その後の少年とライオンの「戦い」を描くストーリーとなっている。

 前編が「勇気」、後編は「信頼」と題づけもされている。
 高学年にはふさわしいだろう。

 よし、これで行こうと練習に入った。

 ところが、移り気な性分がまた顔を出し始める。

 えっ、なんで。