朝の通勤時間帯のラジオで紹介された本があった。
『脳はバカ、腸はかしこい』(藤田紘一郎著)
ドーパミンやセロトニンは腸で作られて,そのうちわずか2パーセントしか脳に供給されない,というような話が聞こえてきて,思わずナニナニという感じになった。
著者へのインタビューを聴いていて,なるほどなあと思うことがあった。
脳は欲求に支配されて食べたがるけれど、腸は過度のものを受け付けず下痢したり吐いたりするという件は、言われてみれば確かにその通りだ。
よく「からだは正直だ」という言い方をしたりするが,それを利口と置き換えてもいいのかもしれない。結局のところ,多くの場合安静にすれば復活するのだから。
これはひょっとしたら個人の身体に限らず、人間社会でもそうではないかと勝手に連想が湧いてくる。
政治,経済の世界であっても,脳にあたる?方々の欲求だけで体は振り回されるけど,腸のなかはきちんと消化できずに滞っていたり,垂れ流されてしまったり……。ここでも身の丈にあうものが求められているのに,バランスを保てないでいる。
まあ少し安静していることを心がけたら,ある程度収まるんではないか……というのは楽観視すぎるだろうか。
ところで,この著者に聞き覚えがあって,ネットで調べたら,ああそうだったと思い出した。
自分の腸の中でサナダムシを飼っていた!研究者でした。キヨミちゃんと命名までしたことが,研究者魂を感じさせます。
この本,ネットを通して申し込んだが,届くまで数日かかるらしい。
いいではないか。
早くと脳は欲求している馬鹿者だが,腸はのんびり構えているお利口さんである。
きっと,腸に届くような書物だと想像する。
『脳はバカ、腸はかしこい』(藤田紘一郎著)
ドーパミンやセロトニンは腸で作られて,そのうちわずか2パーセントしか脳に供給されない,というような話が聞こえてきて,思わずナニナニという感じになった。
著者へのインタビューを聴いていて,なるほどなあと思うことがあった。
脳は欲求に支配されて食べたがるけれど、腸は過度のものを受け付けず下痢したり吐いたりするという件は、言われてみれば確かにその通りだ。
よく「からだは正直だ」という言い方をしたりするが,それを利口と置き換えてもいいのかもしれない。結局のところ,多くの場合安静にすれば復活するのだから。
これはひょっとしたら個人の身体に限らず、人間社会でもそうではないかと勝手に連想が湧いてくる。
政治,経済の世界であっても,脳にあたる?方々の欲求だけで体は振り回されるけど,腸のなかはきちんと消化できずに滞っていたり,垂れ流されてしまったり……。ここでも身の丈にあうものが求められているのに,バランスを保てないでいる。
まあ少し安静していることを心がけたら,ある程度収まるんではないか……というのは楽観視すぎるだろうか。
ところで,この著者に聞き覚えがあって,ネットで調べたら,ああそうだったと思い出した。
自分の腸の中でサナダムシを飼っていた!研究者でした。キヨミちゃんと命名までしたことが,研究者魂を感じさせます。
この本,ネットを通して申し込んだが,届くまで数日かかるらしい。
いいではないか。
早くと脳は欲求している馬鹿者だが,腸はのんびり構えているお利口さんである。
きっと,腸に届くような書物だと想像する。