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大学卒業者の就職状況

2005-10-12 06:05:11 | 白書対策
今回は労働経済白書P147の「大学卒業者の就職状況」を
みてみましょう。

☆―――――――――――――――――――――――――――――――☆

大学卒業後の内定率についてみると、ここ2年間は、改善の傾向で推移
している。また、求人倍率、民間企業就職希望者数ともに2年連続で改善
しており、最近の景気の回復に伴う企業の採用状況の改善が見受けられる。
但し、1990年代以降を概観すると、2004年3月時点における卒業者数に
占める就職率は55.8%であり、1991年3月時点における81.3%と比べて
25ポイント以上低下している。

大卒の就職率は激減しているんですね 
白書では、これについて
2004年3月卒の大学院進学率は11.8%、専修学校や外国の学校に入学する
者は2.3%であり、昨今の大学院への進学や留学、資格取得を目指す等の
卒業後の進路が多様化していることの影響も考えられる。
しかし、その一方で就職も進学もしていないいわゆる無業者が20%と高水準
となっており、大学卒業時の就職環境も厳しい状況にある。

としており、この辺は最近試験によく出るフリーターなどの若年者雇用の
話につながりますよね。

<<ポイント>>
就職率は25ポイント以上低下
無業者が20%と高水準
この辺は、最近の試験の傾向(労働経済の出題傾向)を考えると、
押さえておきたいところですね。
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平成17年厚生年金保険法問7

2005-10-12 05:55:24 | 過去問データベース
今回は、択一式問題のうち厚生年金保険法問7をみてみましょう。

遺族厚生年金の問題で、前回紹介した問題と同様に二重解答になった
問題です  その2つの肢をみてみます。

☆―――――――――――――――――――――――――――――――☆

A 遺族厚生年金に加算される中高齢の寡婦加算の額は、生年月日等に
かかわらず老齢基礎年金の額の4分の3相当額であり、経過的寡婦加算の
額は中高齢寡婦加算の額から老齢基礎年金の満額にその妻の生年月日に
応じた率を乗じて得た額を控除した額である。

C 被保険者の死亡当時その者によって生計を維持していた55歳以上の
養父母及び死亡前に直系血族の者の養子となっている子や孫で、18歳に
達する日後の最初の3月31日にまでの間にあるか又は20歳未満で障害
等級1級若しくは2級に該当する者は、遺族厚生年金の受給資格者となる
ことができる遺族である。

☆―――――――――――――――――――――――――――――――☆
 
どちらも誤りですが、まずはA肢。
「老齢基礎年金の額の4分の3相当額」の「老齢基礎年金」が誤りです。
遺族基礎年金」ですよね。
ちなみに、経過的寡婦加算の部分で「老齢基礎年金の満額」という言葉が出てきて
いますが、こちらは誤ってませんからね。
ただ、この言葉があることによって、先に出てくる「老齢基礎年金」が自然に読めてしまい、
誤りに気が付かなかった受験生も多いのではないでしょうか。

そういう意味では、この肢は、単に置き換えで誤りを作っただけですが、
良い問題と言えますね。

☆―――――――――――――――――――――――――――――――☆

続いてC肢。
この肢は正しい肢にしたかったんでしょうね。
誤っている箇所は「18歳に達する日後」です。正しくは「18歳に達する日以後」ですよね。「」がないだけ
誤植だったんでしょうね。

で、実際試験でこの肢を誤りとした受験生
「死亡前に直系血族の者の養子となっている子や孫」で誤りと判断した
という方が少なからずいるのでは?
ここは誤りではないですからね。
もし、この箇所を誤りと判断して、この問題を得点した方、さらには、
この1点が合格につながった方(まだ発表前ですが)、

すごくラッキーですよ「つき」って大切ですからね。
「運」も実力のうち。実力があれば、「運」も呼び込めます。
実力がないと「運」も逃げていきます。


ですので、
来年を目指す方は、どちらの問題もしっかりと確認しておいてください。
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