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平成17年度試験の解説・選択式・国民年金法

2005-10-02 06:22:09 | 過去問データベース
今回は、選択式問題のうち国民年金の問題をみてみましょう。

☆―――――――――――――――――――――――――――――――☆

厚生年金保険の( A )は、毎年度、( B )に要する費用に充てるため、
( C )を負担し、同様に( D )も( C )を納付している。
また、国民年金法第4条の3第1項の規定による( E )が作成される
ときは、厚生労働大臣は厚生年金保険の( A )が負担し、又は( D )が
納付すべき( C )についてその将来にわたる予想額を算定するものと
されている。

☆―――――――――――――――――――――――――――――――☆

 基礎年金拠出金について、改正点を絡めた出題ですね。

試験当日、国民年金の問題なのに、いきなり「厚生年金保険
ってあるのは・・・
とある受験生がつぶやきましたが、確かに、一瞬、この問題って、
国民年金だよね!?って再確認したくなりますよね。

空欄と選択肢もかなりいやらしい感じの問題ですので、意外と点が
伸びない問題ですね。

ただ、これも前半部分は出題されたことがあり・・・・
ずっと昔の昭和63年ですがね。

 過去問+改正点 の出題といえます。

さて、問題文を見てみると、穴だらけなので、まず、何を言わんと
しているかをつかまないといけません。
ただ、空欄を除いて読んでも、被用者年金がお金を出す話というのは、
読み取れるのではないでしょうか。
そうなると、浮かんでくるのは「基礎年金拠出金」ですね 
では、基礎年金拠出金は何のためのものか・・・・・
「公的年金の財源」や「国民年金の財源」の一部ですが、そのものではない
ですよな。
「基礎年金」に充てるものです。
これでBとCは埋まります。
( E )は、改正で財政再計算はなくなり、財政検証を行うようになった
という点を押さえていれば、何を作成するのかは出てくるのではないでしょうか。

では、AとDですが、選択肢に惑わすものがたくさんあります。
ただ、文章の前後関係を考えると
Aは「管掌者たる政府」、Dは「年金保険者たる共済組合等」しかなんですよね。

Aは「厚生年金保険の」とあるので、それを管掌しているのは政府ですから、
「管掌者たる政府」となります。「年金保険者たる政府」では不適切です。
Dについて、「被用者年金保険者たる年金保険者」を選択した人もいるのでは?
被用者年金保険者では、厚生年金保険も入ってしまうので誤りですよ。

ということで、
全部は正解できなくとも4点は十分取れるでしょう。

☆―――――――――――――――――――――――――――――――☆

解答
A 管掌者たる政府
B 基礎年金の給付
C 基礎年金拠出金
D 年金保険者たる共済組合等
E 財政の現況及び見通し

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発表待ち・・・・

2005-10-02 06:13:46 | コラム

先日、サイトに次のようなコメントを頂いたのですが、
「試験の結果は白と黒しかないので、11月11日に択一44点ボーダーや
選択労基2点足切で落ちれば、0点で落ちた人と全く同じ価値しかない
ことになりますが・・・。」
http://blog.goo.ne.jp/sr-knet/e/c1d9724c47f79160ccb5ec89f4ee99f7

確かに結果は黒か白かですよね・・・・・

加藤は、平成8年に合格したのですが、
択一は50点くらいで、当時としては安全圏でした。
ただ、記述(今の選択です)の社一、これが2点だったんですね!

採点サービスなどでは、可能性十分あり、でしたが、絶対に大丈夫なんて
保障はないわけで・・・・・・
結果待ちでした。まぁ、ある意味、同じような状況だったのですが。

多分、今年の試験は特にそのような方が多いのではないでしょうか?

で、もしそのような方がいたら、発表まで、どのように過ごしますか
悶々と日々を送りますか?

合格って、信じていると呼び込めるものです。
試験が終わった後でも・・・・!
さすがに、全然ダメだったとかということですと、それは・・・なんですが。

ですので、ボーダーの方は、まず、俺が合格しなくてどうするって、くらいの
気持ちでいましょう。どう思おうが、自由ですからね。

ついでに、保険もかけておきましょうね。

合否に関わらず、社労士の知識を生かそうって考えているのであれば、試験が
終わってあまりにも長い間、何もしないでいると、ほとんど、今まで脳みそに
納めてきた大切な知識の多くがどこかに飛び散ってしまいますので、
少しは、勉強とまでは言いませんが、関連した書籍を読むとか、知識、知恵の維持に努めておきましょうね

長い時間かけて、蓄えたものをちょっとした油断で全部失ってしまうのは、
もったいなさ過ぎです。
(T_T)/~~~ ピシー!ピシー!
と鞭打つほどの勉強は、今は必要ないでしょうが、知識ゼロなんて状態に
戻らないよう、最低限のメンテナンスはしておきましょうね
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労働力供給の見通しと課題

2005-10-02 06:09:03 | 白書対策
今回は労働経済白書P127の「労働力供給の見通しと課題」を
みてみましょう。

☆―――――――――――――――――――――――――――――――☆

厳しい雇用情勢の中で雇用機会も縮小し、労働力人口も減少傾向にある。
労働力人口は、1998年をピークに減少しており、15歳以上人口に対する
労働力人口の比率である労働力人口比率は、1997年をピークに低下している。
労働力人口比率の推移を年齢階級別にみると、男女とも15~24歳層の若年層
の労働力人口比率の低下が大きく、男性では、60歳以上の高齢層での低下が
大きいほか、壮年層も含め全般に労働力人口比率が低下している。

労働力人口比率が低下傾向にあることをいっています。
さらに、続けて

労働力人口には、就業者と完全失業者が含まれているが、失業者が就業の
希望を持っていても、適当な仕事がみつからないために求職活動を断念
すると、
非労働力人口となり、労働力率は低下することとなる。
(一部略)
非労働力化の動きは、就業希望があるにもかかわらず、仕事に就くことが困難で
あるために求職活動を断念し、非労働力化しているものであり、働こうとする
意欲に応えることのできる就業の場を提供することができれば、労働力供給を
増加させることができると考えられる。

としています。

<<ポイント>>
労働力人口比率が低下傾向にある
就業希望がある非労働力人口が増加している」
ですね。

そいえば、平成15年に
総務省「労働力調査」によると、平成14年平均の非労働力人口数、完全失業者数、
完全失業率のいずれもが、調査開始(昭和28年)以来の過去最大の数値となった。
なんていう肢がありましたね。正しい肢です。
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51号

2005-10-02 06:04:52 | 合格ナビゲーション・バックナンバー
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2005.10.2

 K-Net 社労士受験ゼミ                    
         合格ナビゲーション No51


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     本日のメニュー
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1 はじめに

2 発表待ち・・・・

3 平成17年度試験の解説

4 白書対策

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1 はじめに

まずは、半分、営業させてもらいます。
加藤が講義を担当しているフォーサイトのホームページがリニューアル
されました。
http://www.foresight.jp/
で、加藤のコメントや紹介などを掲載したページもあるので、加藤って
どんな奴と興味津々な方(いますかね・・・そんな物好き)は
http://sharoushi.foresight.jp/koshi/kotokoudai/
を暇なときにでも読んでやって
ください。

◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆

バックナンバーをご覧になりたい方は、下記からご覧になれます。

http://blog.goo.ne.jp/sr-knet/c/802a68898a4bb6b3c3d8b28de45f04ca

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2 発表待ち・・・・

先日、サイトに次のようなコメントを頂いたのですが、
「試験の結果は白と黒しかないので、11月11日に択一44点ボーダーや
選択労基2点足切で落ちれば、0点で落ちた人と全く同じ価値しかない
ことになりますが・・・。」
http://blog.goo.ne.jp/sr-knet/e/c1d9724c47f79160ccb5ec89f4ee99f7

確かに結果は黒か白かですよね・・・・・

加藤は、平成8年に合格したのですが、
択一は50点くらいで、当時としては安全圏でした。
ただ、記述(今の選択です)の社一、これが2点だったんですね!

採点サービスなどでは、可能性十分あり、でしたが、絶対に大丈夫なんて
保障はないわけで・・・・・・
結果待ちでした。まぁ、ある意味、同じような状況だったのですが。

多分、今年の試験は特にそのような方が多いのではないでしょうか?

で、もしそのような方がいたら、発表まで、どのように過ごしますか?
悶々と日々を送りますか?

合格って、信じていると呼び込めるものです。
試験が終わった後でも・・・・!
さすがに、全然ダメだったとかということですと、それは・・・なんですが。

ですので、ボーダーの方は、まず、俺が合格しなくてどうするって、くらいの
気持ちでいましょう。どう思おうが、自由ですからね。

ついでに、保険もかけておきましょうね。

合否に関わらず、社労士の知識を生かそうって考えているのであれば、試験が
終わってあまりにも長い間、何もしないでいると、ほとんど、今まで脳みそに
納めてきた大切な知識の多くがどこかに飛び散ってしまいますので、
少しは、勉強とまでは言いませんが、関連した書籍を読むとか、知識、知恵の
維持に努めておきましょうね。

長い時間かけて、蓄えたものをちょっとした油断で全部失ってしまうのは、
もったいなさ過ぎです。
(T_T)/~~~ ピシー!ピシー!
と鞭打つほどの勉強は、今は必要ないでしょうが、知識ゼロなんて状態に
戻らないよう、最低限のメンテナンスはしておきましょうね。

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▼  K-Net 社労士受験ゼミでは会員を随時募集しています。 会費は
一般会員  3,000円  特別会員 10,000円
となっております。会員の方は、受験相談が無料でできます。
詳細は
http://www.sr-knet.com/3-3-kaiin.html

ご不明な点はお問い合わせ下さい。

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3 平成17年度試験の解説

 今回は、選択式問題のうち国民年金の問題をみてみましょう。

☆―――――――――――――――――――――――――――――――☆

厚生年金保険の( A )は、毎年度、( B )に要する費用に充てるため、
( C )を負担し、同様に( D )も( C )を納付している。
また、国民年金法第4条の3第1項の規定による( E )が作成される
ときは、厚生労働大臣は厚生年金保険の( A )が負担し、又は( D )が
納付すべき( C )についてその将来にわたる予想額を算定するものと
されている。

☆―――――――――――――――――――――――――――――――☆

 基礎年金拠出金について、改正点を絡めた出題ですね。

試験当日、国民年金の問題なのに、いきなり「厚生年金保険」
ってあるのは・・・!
とある受験生がつぶやきましたが、確かに、一瞬、この問題って、
国民年金だよね!?って再確認したくなりますよね。

空欄と選択肢もかなりいやらしい感じの問題ですので、意外と点が
伸びない問題ですね。

ただ、これも前半部分は出題されたことがあり・・・・
ずっと昔の昭和63年ですがね。

「過去問+改正点」の出題といえます。

さて、問題文を見てみると、穴だらけなので、まず、何を言わんと
しているかをつかまないといけません。
ただ、空欄を除いて読んでも、被用者年金がお金を出す話というのは、
読み取れるのではないでしょうか。
そうなると、浮かんでくるのは「基礎年金拠出金」ですね。
では、基礎年金拠出金は何のためのものか・・・・・
「公的年金の財源」や「国民年金の財源」の一部ですが、そのものではない
ですよな。
「基礎年金」に充てるものです。
これでBとCは埋まります。
( E )は、改正で財政再計算はなくなり、財政検証を行うようになった
という点を押さえていれば、何を作成するのかは出てくるのではないでしょうか。

では、AとDですが、選択肢に惑わすものがたくさんあります。
ただ、文章の前後関係を考えると
Aは「管掌者たる政府」、Dは「年金保険者たる共済組合等」しかなんですよね。
Aは「厚生年金保険の」とあるので、それを管掌しているのは政府ですから、
「管掌者たる政府」となります。「年金保険者たる政府」では不適切です。
Dについて、「被用者年金保険者たる年金保険者」を選択した人もいるのでは?
被用者年金保険者では、厚生年金保険も入ってしまうので誤りですよ。

ということで、
全部は正解できなくとも4点は十分取れるでしょう。

☆―――――――――――――――――――――――――――――――☆

解答
A 管掌者たる政府
B 基礎年金の給付
C 基礎年金拠出金
D 年金保険者たる共済組合等
E 財政の現況及び見通し

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K-Net 社労士受験ゼミ
http://www.sr-knet.com/3index.html
に、他の受験生の動向がわかるように、投票コーナーを設けて8項目の投票を
実施しています。
まだ、投票されていない方、投票結果を見がてら、1票投じてみてください。

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4 白書対策

ここでは、平成17年版労働経済白書と平成17年版厚生労働白書の内容を
少しずつ紹介していきます。

今回は労働経済白書P127の「労働力供給の見通しと課題」を
みてみましょう。

☆―――――――――――――――――――――――――――――――☆

厳しい雇用情勢の中で雇用機会も縮小し、労働力人口も減少傾向にある。
労働力人口は、1998年をピークに減少しており、15歳以上人口に対する
労働力人口の比率である労働力人口比率は、1997年をピークに低下している。
労働力人口比率の推移を年齢階級別にみると、男女とも15~24歳層の若年層
の労働力人口比率の低下が大きく、男性では、60歳以上の高齢層での低下が
大きいほか、壮年層も含め全般に労働力人口比率が低下している。

労働力人口比率が低下傾向にあることをいっています。
さらに、続けて

労働力人口には、就業者と完全失業者が含まれているが、失業者が就業の
希望を持っていても、適当な仕事がみつからないために求職活動を断念すると、
非労働力人口となり、労働力率は低下することとなる。
(一部略)
非労働力化の動きは、就業希望があるにもかかわらず、仕事に就くことが困難で
あるために求職活動を断念し、非労働力化しているものであり、働こうとする
意欲に応えることのできる就業の場を提供することができれば、労働力供給を
増加させることができると考えられる。

としています。

<<ポイント>>
「労働力人口比率が低下傾向にある」
「就業希望がある非労働力人口が増加している」
ですね。

そいえば、平成15年に
総務省「労働力調査」によると、平成14年平均の非労働力人口数、完全失業者数、
完全失業率のいずれもが、調査開始(昭和28年)以来の過去最大の数値となった。
なんていう肢がありましたね。正しい肢です。

◆□◆□◆□◆□◆□◆□ お知らせ □◆□◆□◆□◆□◆□◆

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http://www.sr-knet.com/3-3-2situmon.html

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発行:K-Net 社労士受験ゼミ
              加藤 光大
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