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企業年金制度の動向

2011-06-14 06:12:03 | 白書対策
今回の白書対策は、「企業年金制度の動向」に関する記載です
(平成22年版厚生労働白書P324~325)。


☆☆======================================================☆☆


1)厳しい経済状況と企業年金制度

公的年金の上乗せの制度としての企業年金は、確定拠出年金法、確定給付企業
年金法が制定されてから約9年が過ぎた。確定給付企業年金については大企業を
中心としつつも中小企業まで幅広く、また、確定拠出年金については中小企業を
中心に、毎年徐々に加入者数が伸びており、普及・定着が進んでいる*7。

*7「確定給付企業年金」とは、将来の給付額を企業が約束する確定給付型の
  企業年金の一つで、労使が合意した規約に基づき、国の厚生年金に加え、
  企業独自の上乗せ給付のみを行うもの。「確定拠出年金」とは、拠出された
  掛金が個人ごとに明確に区分され、加入者自らが資産運用を行い、掛金と
  その運用益との合計額をもとに給付額が決定されるもの。


2)確定拠出年金制度等の整備について

企業等が毎月掛金を拠出し、加入者の運用によって将来の給付額が決定される
確定拠出年金については、厳しい運用環境の中、より一層の給付の充実が求め
られていることを受け、平成22年1月より、掛金の拠出限度額の引上げを
行った*8。

*8 企業型確定拠出年金
  他の企業年金なし:月額4.6万円 → 月額5.1万円
  他の企業年金あり:月額2.3万円 → 月額2.55万円
  個人型確定拠出年金
  月額1.8万円 → 月額2.3万円


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「企業年金制度の動向」に関する記載です。

白書では、「制定されてから約9年が過ぎた」とありますが、
確定拠出年金制度は、平成13年から、
確定給付企業年金制度は、平成14年から、
導入されています。


試験対策として、
まず、沿革は押さえておく必要があるので、
それぞれの法律の施行、いつだったのか、
ここは絶対に押さえておきましょう。


それと、この2つの制度については、
「目的」
ですね、ここは、何度も択一式で出題されていますから、
択一式対策だけではなく、選択式の対策も、
しっかりとしておく必要があります
(確定拠出年金については、平成22年度試験の選択式で出題があったので、
2年連続はないとは思いますが・・・)。


それと、拠出限度額の改正、
これは、平成22年度試験向けの改正点ですが、
今年の試験での出題、十分考えられます。

改正後の額、正確に覚えておきましょう。



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国民年金法8-3-B

2011-06-14 06:11:26 | 今日の過去問
今日の過去問は「国民年金法8-3-B」です。


【 問 題 】

寡婦年金の額は、夫の死亡日の属する月までの第1号被保険者として
の被保険者期間に係る死亡日の前日における保険料納付済期間及び
保険料免除期間について、老齢基礎年金の額の計算の例により計算
した額の4分の3とされている。   
  
                  
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



【 解 説 】

「死亡日の属する月まで」とあるのは、「死亡日の属する月の前月まで」
です。
「死亡日の属する月」は、含まれません。


 誤り。  


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