今回は、平成24年就労条件総合調査による「業績評価制度」です。
(1)業績評価制度の導入の有無、導入の予定・検討状況
業績評価制度を導入している企業割合は36.3%、導入していない企業割合
は63.7%となっており、導入していない企業のうち、「導入を予定している」
企業割合は4.0%、「導入を検討している」企業割合は24.7%となっています。
(2)業績評価制度の評価状況
業績評価制度を導入している企業について、業績評価制度の評価状況をみると、
●「うまくいっている」とする企業割合は24.8%、
●「うまくいっているが一部手直しが必要」とする企業割合は46.0%、
●「改善すべき点がかなりある」とする企業割合は20.5%、
●「うまくいっていない」とする企業割合は1.3%、
●「はっきりわからない」とする企業割合は7.3%
となっています。
この調査結果ついては、平成20年度の択一式試験で出題されています。
【20-1-D】
厚生労働省「平成19年就労条件総合調査結果の概要」によれば、業績評価制度
がある企業の割合は45.6%であり、業績評価制度がある企業のうち、業績評価
制度をどのように評価しているかをみると、「うまくいっている」、「うまくいっ
ているが、一部手直しが必要」、「改善すべき点がかなりある」、「うまくいって
いない」のうち、「うまくいっているが、一部手直しが必要」が約5割で最も
多くなっている。
平成19年調査に基づく出題ですが、
正しい内容です。
業績評価制度については、平成18年度試験の択一式でも出題された実績が
あります。
どの程度の企業が導入しているのか、
また、それがうまくいっているのか、
この辺は出題しやすい内容ですから、再出題の可能性、
十分あります。
とはいえ、ピンポイントで、「率」まで覚える必要はありません。
とりあえず、おおよその状況をつかんでおけば、よいところでしょう。