● 派遣労働者を年齢階級別にみると、「35~39歳」が19.2%と最も高く、
次いで「30~34歳」16.4%、「40~44歳」15.1%の順となっていますが、
前回調査では30~34 歳が最も高くなっていました。
これを性別にみると、男女ともに「35~39歳」がそれぞれ16.5%、21.3%
と最も高くなっており、男では次いで「30~34歳」の15.7%、女では「40
~44歳」の17.4%となっています。
● 派遣労働者が従事する派遣の種類をみると、
「登録型」は47.8%、「常用雇用型」は52.2%となっています。
これを性別にみると、男は「登録型」30.6%、「常用雇用型」69.4%と
「常用雇用型」が高く、女は「登録型」61.4%、「常用雇用型」38.6%と
「登録型」が高くなっています。
● これまで派遣労働者として働いてきた通算期間についてみると、「5年以上
10年未満」が26.9%と最も高く、次いで「3年以上5年未満」17.7%、「10年
以上」14.5%となっており、派遣として働いてきた通算期間が3年以上の派遣
労働者割合はおよそ6割を占めています。
これを性別にみると、男女ともに「5年以上10年未満」がそれぞれ24.4%、
28.8%と最も高い割合となっています。
そこで、
【 18-5-A 】
平成16年派遣労働者実態調査結果によると、派遣労働者を年齢階級別に
みると、15~34歳の若年層で6割を占め、派遣の種類別では男女計では
登録型が6割を超えているが、性別では男性が常用雇用型が多く、女性では
登録型が多い。
という出題があります。
これは、正しい肢として出題されています。
平成24年調査では、派遣労働者の年齢が上がっており、
「15~34歳の若年層で6割」という状況ではなくなっております。
この年齢層の割合は4割弱となっています。
また、登録型の割合は下がっているので、
もし、同じ内容で出題されたら、誤りになります。
ということで、
過去問を解く際、この問題があったら、
現在は、状況が変わっているからってことで、
あくまでも、参考としてみておきましょう。