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平成24年派遣労働者実態調査の概況3

2013-09-25 05:00:01 | 労働経済情報


● 過去1年間に、現在の派遣先における就業について、苦情を申し出たこと
 がある派遣労働者は14.1%となっています。
 これを性別にみると、男は9.2%、女は17.9%と女のほうが高くなっています。
 苦情を申し出たことがあると回答した労働者について苦情の主な内容をみると、
 「人間関係・いじめ」が25.4%と最も高く、次いで「賃金」23.0%、「業務
 内容」21.6%の順となっています。
 また、男では「業務内容」が22.3%で最も高く、女では「人間関係・いじめが
 29.3%で最も高くなっています。

● 派遣元への要望がある派遣労働者は48.8%となっています。
 これを性別にみると、男44.1%、女52.4%と女のほうが高くなっています。
 前回調査に比べ「要望がある」とした派遣労働者の割合は低下しています。
 要望があると回答した派遣労働者について、要望の内容(3つまでの複数回答)
 をみると、「賃金制度を改善してほしい」が56.5%と最も高く、次いで「継続
 した仕事を確保してほしい」42.6%、「派遣契約が中途解除された場合、他の
 派遣先の確保をしてほしい」25.9%の順となっています。

● 派遣先への要望がある派遣労働者は36.6%となっています。
 これを性別にみると、男31.3%、女40.8%と女のほうが高くなっています。
 前回調査に比べ、「要望がある」とした派遣労働者の割合は低下しています。
 要望があると回答した派遣労働者について、要望の内容(3つまでの複数回答)
 をみると、「派遣契約期間を長くしてほしい」が37.7%と最も高く、次いで
 「指揮命令系統を明確にしてほしい」26.0%、「年次有給休暇を取りやすく
 してほしい」20.0%の順となっています。



そこで、この要望については、

【 18-5-D 】

平成16年派遣労働者実態調査結果によると、派遣先に要望のある派遣労働者の
割合は56%で、要望内容では「正社員として雇用してほしい」が33%と最も多く、
次いで「指揮命令系統を明確にしてほしい」、「派遣契約期間を長くしてほしい」
の順となっている。一方、派遣元に要望のある派遣労働者の割合は66%で、要望
内容では「継続した仕事を確保してほしい」が62%と最も多く、次いで「賃金
制度を改善してはしい」は34%となっている。

という出題があります。

これは、誤りです。

派遣先への要望については正しい記載ですが、
派遣元への要望のうち最も多いのは、「賃金制度を改善してほしい」の61.6%で、
それに続いて、「継続した仕事を確保してほしい」33.5%、「福利厚生制度を充実して
ほしい」22.9%となっていました。

16年調査と24年調査とでは、回答内容として挙げられている項目が、まったく
同じというわけではないので、単純比較はできませんが、回答に違いが出ています。


このような部分は、問題にしやすいとはいえ、
勉強の順番としては、優先度は高くありません。

ただ、一読しておくと、万が一、出題された際に、
記憶の中から蘇って、感覚的に正誤の判断ができるなんてこともあるかも
しれませんので。
時間があるときに、
さらっと、目を通しておいてみたら、どうでしょうか。


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労基法17-1-A

2013-09-25 05:00:00 | 今日の過去問
今日の過去問は「労基法17-1-A」です。


【 問 題 】

ある会社で、出来高払制で使用する労働者について、保障給
として、労働時間に応じ1時間当たり、過去3か月間に支払
った賃金の総額をその期間の総労働時間数で除した金額の60
パーセントを保障する旨を規定し、これに基づいて支払いを
行っていた。これは、労働基準法第27条の出来高払制の保障給
に関する規定に違反するものではない。
  
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



【 解 説 】

保障給の額は、実収賃金と余りへだたらない程度の収入が保障
されるように定めるものとされています。
設問の場合、これに該当することになるので、労働基準法違反
とはなりません。


 正しい。
 

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