和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

お経本。

2008-09-15 | Weblog
伯母の四十九日法要ということで、兄弟で出かけました。
精進落としの際に、話好きの坊さんに伺うと、
坊さんはもともとは漁師で、陸に上がって都会で勤めていたそうです。
奥さんがお寺の娘さんで、四十過ぎてから、坊さんになったそうなのです。
まあ、気さくに尋ねると話好きな住職でした。
曹洞宗。あの永平寺。もっとも、坊さんが修行したのは東京で3年間。

法要では、集まった方々にお経本が置かれてあり、修証義(しゅしょうぎ)の第一章から第三章まで
「みなさん、ご一緒に」ということで、声を出して読んできました。
第一章「総序」はこうはじまっておりました。

「生を明らめ死を明らむるは仏家一大事の因縁なり」
「人身得ること難し、仏法値(お)うこと希(まれ)なり」
「最勝の善身を徒(いたずら)にして露命を無常の風に任すること勿れ。
無常憑(たの)み難し、知らず露命いかなる道の草にか落ちん、
身已に私に非ず、命は光陰に移されて暫くも停め難し、
紅顔いずくへか去りにし、尋ねんとするに蹤跡(しょうせき)なし、
熟観ずる所に往事の再び逢うべからざる多し、・・・」

こういうお言葉を声に出して読んできました。
お経本には、ちゃんと漢字に振り仮名がついており、
はじめての人にも読めるようになっておりました。
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